2010-09-01
■注射や点滴が必要な人のための看護を楽にするための服
腕の部分にファスナーを付けるのか。
Clothing line makes treatment easier for dialysis & infusion patients | Springwise
補修屋さんが、既製の服からの改造をサービスの一つとして提供するとかどうだろうか。
2010-09-03
■元素図鑑
ちょっとお高い元素図鑑アプリ。
これのホログラム版持ってるよ!(ただし説明が英語)
仙台だとS-PALの3階、ザ・スタディールームで見られる。
これは本当にきれいだし、説明も読んでいて楽しかった。日本語版はどうなのかなぁ?
元素図鑑 作・Theodore Gray - Touchpress Limited
おまけの書籍(洋書)
おまけのおまけ
2010-09-13
■洋梨形の男, 成立しないヴァリエーション
読んだ本について書くのはずいぶんと久しぶりな気がする。
そのぐらいの衝撃だった。
「成立しないヴァリエーション」
一級のチェス小説。
そして時間SFの短編として白眉。
チェスは物語の題材であると同時に、時間SFの構造のメタファでもある。
"変化手順"という言葉は、おそらくは将棋からの借用だろう。チェスならば訳さずともヴァリエーションで通じるはず。
"成立しないヴァリエーション"は、つまり勝ち筋の無い局面。そこから先、どのように変化しようとも(相手の適切な応手があれば)
小説内で進む──正しくは、進んでは必ず"ある局面"に戻ってくるチェスのゲームが、そのまま小説の構造と登場人物たちの構造を示している様だった。
この小説自体が美しいチェスの棋譜を見ている様な(と言っても私にはチェスの棋譜の善し悪しなど分からないけど)、そんな深く静かな感動を覚えた。
何の変哲もない一手が、ずっと後になって妙手へと転じる様な、見事な技巧もある。
他の収録作品も絶品。
「モンキー療法」ダイエットにまつわるホラー。というよりは、奇妙な物語といった風。
「思い出のメロディー」古い友人が突然尋ねてきたことが恐怖の始まりだった、という怪談。こういう怪談あるよね、という感じだがそれらの
「子どもたちの肖像」田舎に一人でひっそりと暮らす作家の内面を、じわじわとあぶり出していく幻想譚。この作品はオチがはっきりとしない。リドルストーリーの様ですらある。
「終業時間」バカSF。なんだけど、SF作品に出てくるガジェットのいいかげんさを皮肉っているのか、とか思う。
そして表題作「洋梨形の男」まさにホラー。読み終わった時にあまりにもありがちなオチで逆にほっとしてしまったほど、読んでいる最中には肌にまとわりつくようなおぞましさを文章から受けてしまった。同じモチーフ、構造のホラー短編は数あれど、ここまでの完成度と恐怖は滅多にない。
総じて、オチがすばらしい!! というタイプじゃなくて、文章の力でじわじわと雰囲気を醸していって読者を絡め取るというタイプではないかと。
2010-09-27
■ゾンビ・サーガ
ふらふら〜と本屋に寄って、
をつい買ってしまった。
私はメタホラー映画好きであって、ホラー映画そのものはあまり見てなくて、ロメロ監督の一連の作品も、"Night of 〜"と"Dawn of 〜"しか見てないのだけど。
あと、
が増刷されていたのはちょっとびっくり。