2007-12-01
■うつの症状
(BKの内容説明)
読書でうつを克服した著者が、回復に役立った本100冊を紹介します。
えー。うつになったら読書はおろか漫画すら読めないんじゃないかな?
その状態を(薬物療法なんかで)回復してからの本の話かな。
■Wii Fit きた
細かいところがよく作り込んである。
「はじめてのWii」と同じ様なUIになっていたりとか。
家族みんなで楽しみましたよ。
「……って楽しんで終わりかい?」
「来たその日に何か変わったりするわけないだろうが」
2007-12-02
■ムシキングがない!
イトーヨーカドーに入ったらムシキングがなくなっている。
下の子(4才)がなぜか今ごろやりたいやりたいと言い出した矢先……。
2007-12-03
2007-12-04
■NPOの究極の目的
日経ビジネス 2007.11.26号。あるNPOの幹部の話として載っていた。
「NPO の究極の目的は自身を廃業に追い込むことなんだ。NPO が解決すべき問題が無くなった社会こそ、目指すべき場所だ」
普通の(特に株式)会社との大きな違い。
うーん。なるほど。
2007-12-05
■なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? 読了
あー時間がかかった。
人の名前が横文字だからか?
やっぱりミステリ(なのかどうかはちょっと疑問があってこれは冒険小説って言った方がいい気がする)としては古典に俗するものなわけで、展開が最近のミステリに比べてゆったりとしているからか。
主人公はゴルフの最中に崖下に転落した瀕死の男を発見する。そして、一言だけ告げて、息を引き取った。
「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」
その言葉の意味を追って主人公とヒロインの探索と冒険が始まるのであった。
という What's happend? もの。
3分の2を過ぎたあたりから面白くなってきて、一気に読めた。さすがはアガサ。
■サービスの終焉という決断・永遠のβバージョンはもちろん永遠ではありえない
運用のフェーズと実験のフェーズでは、割り当てるべきリソースの量も特性も違う。
開発者の立場として考えるに、RUPにも移行フェーズがあるのも当然で、どこかで「運用する人」に引き渡す必要がでてくるわけだ。
新しい手法をテストすることはできても、運用フェーズに持ち込むためには定常的なリソースを確保することが必要になる。それは周囲の協力や合意であったり、予算であったり、人であったりさまさまであるが、個人の力に頼らず、組織として、業務として運用しなくてはならない。特に人的リソースは減少している。時には枝葉を剪定して、全体のバランスを取ってゆくことも必要なのかもしれない。
図書館退屈男: サービスを終了させる、ということ。
さて、ちょっと前――っていうかこの業界ではどのぐらいが「ちょっと」なんだろう?――に「永遠のβバージョン」てなフレーズがWebに顔を出していた。
開発者=運用者でいられる蜜月が「永遠のβバージョン」で、その終焉として2つあって、「運用者に引き渡す」のが晴れてβの文字が取れる時で、もう一つが「開発を停止する」ということなんだろうな。
「運用者に引き渡す」フェーズがないままに「開発を停止」しても運用は続けられるけど、運用にかけるリソースがないわけだからいずれは停まる、と。
■「パターン」って……
日常でつい、「一体どんだけのパターンがあるんじゃ〜」とか叫んでしまうけど、この場合の「パターン」は「組み合わせ」の間違いなことが多くて――例えば「A項目が10パターンでB項目が5パターンでC項目が3パターン」だと 10×5×3 で全組み合わせ数が150なわけで、この「150」「全組み合わせ数」を指してついつい「パターン」という言葉を使ってしまうことがあるなぁ、とか思った。
■極上のおもてなし
うーん。残念。
リッツカールトンのマスコミへの露出にあわせた浅い本、という認識を持ってしまった。
ただ、読み口は軽く、すいすい読める。何度も何度も読み返して書かれていることを「感じ取る」という、そんな読み方をするべき本なのかもしれない。
ハッとさせられたのは、
p118-9
フロントで呼び出してもらってしばらく待っていると相手がやってくる、というのと、あらかじめ相手が玄関で待っていてくれるのと、どちらが好印象か、いうまでもありませんね。
確かに、いうまでもない。
ビジネスビルに入っている会社なら、玄関というわけにも行かないだろうが、「受付まで」とあらかじめ話をしておいて、ちゃんと受付で待っている、というようなことをすれば確かに印象はよい。
あと面白いな、と思ったのは、若いうちから「おもてなし」精神を養おう、というくだり。
p130
若い方は、自らおもてなしをすることとは、あまり縁がないかもしれません。しかし、だれしもいつかはおもてなしをする年齢になります。(略)むしろ若いときの方が恥をかいてもゆるされますから、どんどんチャレンジしてみましょう。
そう。
ここ何年か、法事などが毎年あって実家に帰ったりしてふと、いつかは自分が呼ばれる側ではなくて呼ぶ側になるんだな、と思ったりしたのだ。
日取りの調整から、準備などなど。それもまた経験。
会社などで歓送迎会や忘新年会の幹事を若い者にやらせるのも、単なる慣習じゃなくてそういうことを企画し実行するよい機会だから、という意味もあるのかも。
なんせ参加するのが顔見知りなわけだから、少しぐらい失敗しても許される――と、そういうことなのかもなぁ。
2007-12-06
■iFox Grapite よ。さようなら
Firefoxのテーマの話なんですがね、iFox Graphiteの最新バージョンが Google Toolbar と見た目がマッチしないわけで使うの止めました、と。
まぁ、自分で直すとかできないこともないんですが、継続的なアップデートがないというのは不安があるってことで、昨日の話ともつながって終わり。
■無限リストの無限リストから要素を全部列挙する
というか、「どんな要素もいつかは出てくる」列挙法を考えよう、という話題。
リストのリストの全要素を列挙したリストを作ろうと思ったら、まあ適当に全部結合すると思います。
d.y.d.
(略)
無限リストの無限リストだとどうでしょう。 単純にflattenしてしまうと、先頭にあったリストの要素以外は永遠に出てきません。
(略)
これだと不便なこともあります。というわけでお題。順番はどう変えてもいいから、とにかく『どの要素もいつかは出てくる(有限ステップ以内には出てくる)』ように列挙したリストを返す関数を作ってみてください。
考え方自体は簡単で、カントールが有理数の濃度が自然数の濃度に等しいことを証明した手法でよいわけだ(リンク先エントリにも当然書かれています)。
あとはプログラミング言語にやらせるには? という話で、
無限オブ無限:反応リンク集
d.y.d.
から、この問題へのレスポンスが紹介されている。
これは面白い。
■色分けされたカーソルで視認性を高める
ほうほう。
私のカーソル設定はこんなん。
通常のカーソルは10年来、このデザイン/大きさのものを使ってきた(ファイル日付が1996年だもんなぁ)。
これを一歩進化させたアイデアになるほどと頷いた。
■能力の罠(Competency Trap)
思い当たる節ありまくり。
プロジェクトリーダーも、プロジェクトメンバーも、どちらの立場でもこのエントリは読んでおくべき。
これは、「正しいプロセスを省いて誤った学習を積み重ねるうちに、能力が頭打ちになる」という内容のこと。
プログラマの思索: 能力の罠(Competency Trap)
「能力の罠」とはつまり「自分が自分自身のできることを知ってしまうことで生まれる限界」みたいなものか。
悪循環に陥った時、その状況を根底から覆さなければ何も変わらない。
そして変化させた時、結局、「機能を新規に作るよりもバグを潰して品質を高めることを優先する」ような正攻法に戻している。
(略)
プロジェクトリーダーとしては、アサインする開発者に、プログラミングを経験させながら1ヶ月前よりも今日、昨日よりも今日、成長することを期待している。
理由は、システムのアーキテクチャや仕様も慣れてくるだろうから、最終的にはもっと工数を短く出来るでしょ、と。でも実際は、同じような失敗を繰り返し、成長しない開発者も多い。
そうすると、プロジェクトリーダーとしては、プロジェクト後半になると工数計算できなくなるからすごく苦しい。
(略)
このとき、プロジェクトリーダーは、ディレクティブ・リーダーではなく、ファシリタティブ・リーダーになってくる。
プロジェクトマネジメント(PM)とプロジェクトファシリテーション(PF)は、プロジェクトを回す両輪。
今回は引用だけですみません。いつか、これを受けて自分なりに考えたことを書きたいです(と宣言しておくことで自分を追い詰める)。
■Javaのアクセス指定の謎
これでメソッドfはOKでメソッドgがNGなのはなんで?
2007-12-06 - きしだのはてな
むしろfがOKな方にびっくり。
継承を外すとg()が駄目なのは当たり前。
public class N{ class A{ private int a; } class B { void f(A ar){ System.out.println(ar.a);//OK } void g(){ System.out.println(a);//コンパイルエラー } } }
class B の中で、a と書くと、自身→スーパークラスのprotected, publicメンバ→アウタークラスのメンバの順に探すのかな?
例えば、アウタークラスの方にprivateメンバを置けば、
public class N{ private int a; class A{ private int a; } class B { void f(A ar){ System.out.println(ar.a);//OK } void g(){ System.out.println(a);//OK } } }
はい。コンパイル通る。
継承を戻して、this.a でアクセスすると、
public class N{ private int a; class A{ private int a; } class B extends A { void f(){ System.out.println(this.a);//コンパイルエラー } void g(){ System.out.println(a);//OK } } }
となる。ふむ。まぁそうかも。
B は A のサブクラスだから、Aにアップキャストすると……。
public class N{ private int a; class A{ private int a; } class B extends A { void f(){ System.out.println(((A)this).a);//OK } void g(){ System.out.println(a);//OK } } }
あ。コンパイル通った。
と、いうことは当然。
public class N{ private int a; class A{ private int a; } class B extends A { void f(){ A ar = this; System.out.println(ar.a);//OK } void g(){ System.out.println(a);//OK } } }
この書き方でも通るな。
へー……。
2007-12-08
■テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか 読了
ローカル局がキー局の番組を放送すると、ローカル局がキー局から金をもらう、ってのは知らなかったなぁ……。
正確には「インターネットが嫌いな理由」じゃないのではないかと。
「テレビ局が作り上げてきたお金を儲けるためのシステム」とインターネットが相容れない、ってだけのことかなぁ。
追記
p13 序章
そもそも公共の電波を使って私的に稼ぐことこそが、放送ビジネスの本質だ。しかし、世間は否定的にとらえる。テレビ局の業績が好調であればあるほど、世間からは
「電波という既得権益にあぐらをかいて、おいしい思いをしている」
といった、羨望とやっかみの入り交じった批判の対象となる。そんな状況でテレビ局は、
「実はこんなに素晴らしいテレビビジネスの仕組みがあって、それを守るためにインターネット事業には本腰を入れられないんです」
などとは決して言えない。
(略)
決まってテレビ業界のお偉方が表れて、
「東京のテレビ番組がインターネットを通じて全国で見られるようになると、地方テレビ局の番組が見られなくなって、地域文化の発展に貢献できなくなる」
(略)
などと、ていの良い説明を始める。
こんな風に「文化貢献」やら「社会的使命」を強調するわりには、富の象徴の様な社屋を建てたりするものだから、テレビ業界は周囲から胡散臭くみられてしまう。
というのが序文で象徴的なところ。
「実はこんなに素晴らしいテレビビジネスの仕組みがあって、それを守るためにインターネット事業には本腰を入れられないんです」
などとは決して言えない、という件りが可笑しい。
2章で明らかにされるが、東京のつまりはキー局のテレビ番組を地方局が流すと、キー局から地方局にお金が流れる。電波料と言うらしい。
つまり、地方局は「キー局のテレビ番組をただ流す方が儲かる」わけ。ただし、そのためには「報道番組にあたって中継の役割を果たさなければならない」という協定や、まぁ当たり前だけど「他のキー局の番組は(あまり)流さない」とかいうしばりがあったり。そしておそるべきことに電波料には明確な基準がないのだそうだ。
p66
あるときキー局の幹部に取材していると、
「地方局が勝手なことをやったら、電波料を減らすだけですよ」
などと思わず漏らしていたが、こんな言葉を地方局の経営者が聞いたらきっと顔面蒼白になるだろう。
ここでテレビがインターネットを嫌う(というか親しくできない)理由がある。
「東京のテレビ番組がインターネットを通じて全国で見られるようになると、地方テレビ局の番組が見られなくなって、地域文化の発展に貢献できなくなる」
といういいわけは、言葉を変えると「東京のテレビ番組がインターネットを通じて全国で見られるようになると、地方テレビ局を切り捨てるのと同じ」ということになる。
当然、それはできない。地方で番組を流すのに、キー局側がお金を払ってでもするのはそうする理由が――つまりはそれでも十分な利益があがってくるからだ。
地方局を切り捨てて、その利益を手放して、インターネットで流す理由がない。
というのが2章の内容。
ここが大層面白かった。
2007-12-10
2007-12-11
■ナウなヤング
「ナウい」という言葉が現役だったころをご存知のはずの40代以上の方に質問です。
http://q.hatena.ne.jp/1197293258
そうね。私(30代半ば)が「ヤング」だったころには「ナウい」という言葉はもう現役ではなかったのだけど。
という本がある。
1989年発売で、私が買った時点で世に出てから5年ぐらい経っていたのだけど、そんなこと微塵も感じさせない内容で、タイトルの古くささとはうらはらに大層楽しんで読んだ記憶が。
道具立てこそ古くさくなっているだろうけど、今読んでも案外面白いんじゃなかろうか……?
っていうか読みたくなってきたー! でも実家にあるんだな〜。
■炎上を防ぐには
という記事の末尾。
過去に発生した炎上のパターンはある程度決まっているという。例えば(1)悪いマナーや反社会的な行為を自慢すること、(2)世論が分かれているような微妙な問題に関して発言すること、(3)根拠のないことで非難・侮辱したり、断言すること――などだ。
炎上コンサルタントに聞く:「事実無根」では不十分? 従業員の「炎上」、企業の対応策は - ITmedia News
「多くの従業員を抱える企業にとって、ブログやSNSなどの利用を禁止することは現実的ではない。ブログやSNSを一切書かせないようにするのではなく『書くのなら注意して下さい』と対応するのがいいだろう」
この2段落の間に大きな落差があるんですけど……。
でも後者にはまぁ賛成。
■略語
「バリエーション」と書くことろをつい「バリエ」と書きたくなって一瞬自己嫌悪……。
■いやこれはもう
面白そうな本がいっぱいだ。
2007-12-12
■.hack//G.U. おわたー!!
3月に延期になったムービーのDVD(Blu-ray???)を楽しみに待つだけだー!
うーん。その時までにPS3がうちにある可能性は……ないな。
なんせテレビが普通のCRTだし。
■狼と香辛料 III 読了
ホロの行動が読めている(伏線をほぼ見切っている)ので、こちらとしては「ロレンス君どうする? いつ気づく? どうやって気づく?」という感じだった。
これがミステリならちょっと歓迎できない状況(私はミステリに関してはきれいに騙されたいタイプ)だけど、この作品なら全然OK。
結局、ホロが一枚上手なのね、というサゲがいい――心地よい――落としどころなわけなので。
さて、そうは言ってもシリーズとして見たならばいつまでもそうは言っていられないわけで、どの辺で転機を迎えるのか。
最近新刊もでてはいるけど、ゆっくりと楽しむことにしようか。
■藤子・F・不二雄のSF短編を映画・ドラマ化しよう!
流血鬼はアイ・アム・レジェンドともろかぶりなので配給してくれないんじゃないかと……。
via
藤子・F・不二雄 SF短編 リング
追記
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1398221
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1316977
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1305469
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1419892
GJ!
■歓待
何ものかわからないものの訪れを無条件に受け入れて喜ぶ「歓待」の精神は、現代思想の重要なキーワードとして注目を浴びている。北欧神話に「歓待」の根源的なかたちを見出し、現代思想に架橋することで新たな倫理を構想する。
オンライン書店ビーケーワン:「歓待」の精神史 北欧神話からフーコー、レヴィナスの彼方へ 講談社選書メチエ 403
日本の来訪神(まろうど・まれびと)みたいなものと違うのかな? よく知らない。
■公共による宿題支援サービスって
宿題の概念が違うのか、訳が悪いのか。
米国では子どもへの宿題支援サービスを提供している公共図書館が数多くありますが、このほどニュージャージー州で、州規模のオンライン宿題支援サービス“Homework Help NJ”の提供が始まりました。
図書館に関する調査・研究のページ “Current Awareness Portal” - カレントアウェアネス-R : ニュージャージー州立図書館のオンライン宿題支援サービス by chojo
ふむ。
子どもが自宅で自分だけでできる「宿題」ってのは、結局復習。学校でやったことの反復でしかないわな(応用問題ってのもあるがこれはなんとなく授業中にやるプリントの範疇な感じがする)。
大人が支援をしてやってはじめて可能な「宿題」ってどんなだろう?
逆も考えると、大人が支援をするのを厭わない「宿題」ってどんなだろう?
なんとなくわくわくしないか?
■宝くじ
極端な話、ユニットから1枚だけ売れてそれが1等だったら大損失です。逆の場合で言うと1枚だけ売れ残ったのが1等なら大もうけ。
2007-12-12 - Log of ROYGB
300円×1000万枚で、1ユニット30億円。
寺銭で50%近く*1持っていくので、基本的に15億円儲けています。
3枚売れ残ってそれが1等前後賞だとして、15億の儲けが18億になる程度。
数十ユニット売れているはずなので「大もうけ」という表現は微妙です。
前者も「3枚だけ売れてそれが1等前後賞」なユニットが5ユニット出たと仮定して、やっと、他の完売した1ユニットの儲けが消えるぐらいなので「大損失」というイメージからはほど遠いかと。
■リモコン番号っていう名前になるわけか
地上デジタル放送完全移行に伴い、今まで10チャンネルだったテレビ朝日は5チャンネルに、12チャンネルだったテレビ東京は7チャンネルに変更されるなど、全国各地でTVチャンネル番号に若干の変化があるとのこと。
ここで疑問なのが、“何故に番号が変更されなければいけないのか?”ということです。
これに関する答えをご存知の方、是非ともその理由や詳細を教えてください!!!
http://q.hatena.ne.jp/1197457294
どうやら、小さい数字になりたいという局の都合のようです。
http://q.hatena.ne.jp/1197457294#a786217
根拠は(書かれて)ないけどなんか納得。
*1 52%らしいけど、この2%は経費なのだろうか、とか思ってしまうのは私だけ?
2007-12-13
■うーむ
この自分の頭じゃないみたいな感覚は久しぶりだ。
気分悪い……。
2007-12-14
■テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか その2
の続き。
具体的には、免許事業者が活用していない電波帯域を他の事業者に貸し出すことや、通信と放送の垣根を越えて映像を配信する融合サービスなどを挙げた。斬新なビジネスモデルを生み、放送・通信業界の国際競争力を高める可能性がある。
「情報通信法」一本化…現行法再編、新サービス創出後押し 総務省研究会報告:ニュース - CNET Japan
最近地上波テレビ番組の質が低下しているように思うのは、気のせいなのか歳のせいなのか?特に意味のない言葉を連発するコメディアンの面白さを理解できないのは歳のせいかもしれません。でもそれだけじゃなく、ニュースにしてもスポーツ中継にしても、なんだか薄っぺらな感じが気にかかるようになってきました。
ZDNet Japan Blog - 大競争時代のBI活用術:情報ブロードキャスト メディアの行く末
とまぁ、2つのニュースを引用してみたのだけど、この2つに「今までのテレビの在り方」がよくでている――ということが「テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか(吉野 次郎)」を読んだあとだと感じられた。
日本のテレビ局は国内にはめっぽう強いが、国外では全然相手にされてない(国外を相手にする番組を作っていない)。
「テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか(吉野 次郎)」で、アメリカでは全く逆で、テレビ局の立場が弱いことを指摘している。
「番組を作る」ことを局の外に出してしまったのだ。
アメリカのドラマがここ数年人気沸騰している。作りがテレビとは思えない、って感じる人は多いだろうけど、制作費が桁違いであると書いている。
p172
例えば、人気ドラマ・シリーズは、一話当たり二億円が相場だ。さらに大ヒットすれば、一話の制作費は六億円にたっすることさえある。(略)キー局が二日かけて放送する全番組の制作費と同額を、たった一話のドラマに投入していることになる。
アメリカでは、番組を制作したスタジオがコンテンツの放送と流通をコントロールする。
制作した番組を他のテレビ局で再放送させたり、海外に輸出したり、DVD化したり……。そんな決定権がスタジオ側にある。
で、日本では事情は全く逆で、局が作成しない番組、つまり外部の制作会社に作らせた番組でも著作権は局が握っている。握ってきた。
で、最初に挙げたニュースに話が繋がる。
ここで言っている「通信と放送の垣根を越えて映像を配信する融合サービス」だとか、「斬新なビジネスモデル」だとか、要するに、「放送法に依ってテレビ局にコンテンツの流通がコントロールされている状況」への対抗策なのだな、と感じてしまう。
強力なコンテンツを作る能力がある制作会社。
テレビ局を通さずに放送/通信/配信するための法の裏付け。
それらが揃って、テレビ以外の媒体での売れるコンテンツ――いわゆるキラーコンテンツがもし出てくるなら。
そう。テレビ局は制作会社頭を下げて、コンテンツを放送する権利を買わなければならない立場に追いやられるかもしれない。
それはアメリカのテレビ局が陥った状況と同じなわけで、だから「テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか」って話に繋がってくるわけだ。
こんな感じで、
いいタイミングでこの本を読んだおかげで、面白いなぁ、と思えるニュースがちと増えた。
【インタビュー】「新しい表現を追い続けるのが作り手の使命」 - 土屋敏男が提案する"放送と通信の融合"の形とは? (1) 目指すはエンタテインメントの新大陸 | エンタメ | マイナビニュース
とか。
■となるとアニメって
アニメはテレビ局が制作現場じゃない。テレビ局には――テレビ局だけではアニメが作れない。
その辺が「世界に通用すると言われる」のと関係があるのかしらん。
■SF+クトゥルー+スパイスリラー
SF+クトゥルー+スパイスリラー。むー。
(bk1から)
異界からの異形の侵入者。その怖るべき野望を打ち砕くべく、秘密組織「ランドリー」の若きエージェントは、数学的魔術を駆使して立ち向かうが…。表題作とその続編の全2編を収録した、SF+クトゥルー+スパイスリラー。
■第六種オレオレ証明書とFirefoxの件
ところがその後、最近になってのことだろうか、 Firefoxでもこの機能がサポートされたようだ。上記の東京証券取引所と民主党のサイトを Firefox 2.0.0.11 でアクセスしても、オレオレ警告は出ずに正常にSSL接続が確立する。
Firefoxがどのバージョンからこの機能をサポートしたかは確認していない。
高木浩光@自宅の日記 - 第六種オレオレ証明書が今後増加するおそれ
いやいや警告でますよ、と書こうと思ったけど、
↓「警告出る」 < 確かに。「サポートされたようだ」は後で訂正。原因判明。専修大学 https://sps.acc.senshu-u.ac.jp/ に行って東京証券取引所に行くと警告が出なくなるっぽい。共通の中間認証局で認証済みだとこうなるっぽい?
はてなブックマーク - 高木浩光@自宅の日記 - 第六種オレオレ証明書が今後増加するおそれ
とはてなブックマークでコメント済みだった。
で。
1. visit https server 'A' that sends incomplete cert chain. SSL fails.
Bug 399045 - PSM should remember valid intermediate CA certificates
2. visit https server 'B' that sends complete cert chain, including the intermediate CA certs that were missing from server 'A'. SSL works.
3. try again to visit https server 'A'. Now it works.
多分これが同じことを話題にしていて、Status は RESOLVED FIXED で パッチソースもある、という状態。
というところまでは間違っていないと思うけど、このパッチソースでどうなるのかとか、2.0.0.11 に入っているのかとかまでは判らず(英語読むの疲れた)。
とりあえずここまでにしておこうと思った。もう昼だし。
■著作権・リンクについて「単にかぎかっこを付け出所を表示しただけでは、判例等で示されている要件を充足せず」という利用規約
これを最初に始めたのはだ〜れかなぁ? というのはまぁどうでもいいことだけど、
"たとえば、上記コンテンツの一部または全部を著作権者の許諾を得ずにホームページに転載すれば著作権法違反になります。 - Google 検索
おなじ文言を丸々コピーしちゃったっていうのはどういうことかしらん?
2007-12-15
■懐かしいのを色々買ったり
ワーズワースの冒険の主題歌、シャ・リオンのセルフ・カバー入り。……シャ・リオンのシングルもまだAmazonで買えるんだよなぁ。すごい。
他の曲も心地よい。
ジャケットの通り、ツバサ TOKYO REVELATIONS のテーマなのだけど、もちろん(?)お目当てはトラック2番目のアムリタ弾き語りだったり。
アーティスト名が紛らわしいけど、Serial Experiments lainの主題歌"DUVET"入りのミニアルバム。色々
これはなんか勢いで。
2007-12-17
■年賀状書いた
画像はインターネット上に色々あるもので。
透過色設定してあるパレットに使われてない色を塗って、色数アップ。
PaintShopPro で開く。
コラージュする写真を縮小、コピー & レイヤーにペースト。背景を自動選択してマスク。
とここまでは自分でできるけど、あと色調整はカミさんに相談。
カミさんは結構気に入ったようでよかった。
■ゼーガペイン
密かにハマっていたり。
エヴァ以来のアニメで謎や伏線てんこもりな作品が増えたように感じるし、逆にそういうものが無いと「懐かし」アニメっぽく感じるというのもあったり。
この作品、提示と解決のサイクルが絶妙で、心地よいなぁ。
メカも、デザインと(世界の)設定と、うまく合っていると思うし。
もちろん瑕疵はいくらも見つけられるけど、こういうのの評価って減点方式じゃないよね。
気になったきっかけは、確かやまむらはじめさんのコメントだったような?
2007-12-18
■ざこい
子ども達の会話から。
「雑魚」の形容詞化。
■放送業界を揺るがすコピーフリーの地デジ受信機
第9章 剛性はセキュリティを低くする
p169
セキュリティシステムにはいつか必ず障害がおきるものだが、剛性が高いと手のつけられない障害になってしまう。一ヶ所がおかしくなっただけで全体が駄目になる。p176
画一的なシステムはクラスブレークを受けやすく、剛性が高い。
とは関係ないみたいだけど、ふと頭に浮かんだニュース。
■絵で見て分かるクリエイティブ・コモンズ
英語だけどね。
でも、これ、「絵で見て分かる『絵で見て分かるクリエイティブ・コモンズ』」になってるなと思ってしまうのは私だけ?
本当に「分かる」はずから、"英語かよ"と思ってスルーしないで〜。
via
2007-12-19
■福祉が人を殺す都市
まるでペシミスティックSFみたいな惹句だ、と思った。
(BK1より)
2007年7月、生活保護を廃止された52歳の男性が「オニギリ食いたい」との日記を残して餓死した。「福祉が人を殺す都市」と言われる北九州市の過酷な生活保護行政の実態を伝える。
でもほんとう。
例えば、こうした問題が起こると必ず出てくる「不正受給」についての質問がやはり出てきました。この言葉には一般的に二つの意味が重ねられて使われていると思います。
1 つは実際に、法的に不正と認められる受給(収入を申告していないなど)です。これは客観的な基準があり、具体的な件数も統計が出ています。2006年度では1万2.535件で、そのうち80%近くのケースが、就労や、年金による収入を申告しなかったという理由からです。生活保護受給世帯数は全体で100万件を超えていますから、そうしたことをする人は1%以下しかいないわけです。(略)
今回の北九州の事件と、こういったケースはまったく関係がありません(どこかから収入があったのであれば、餓死するわけはないですから)。
no data
■衝動で買う
前回、つい勢いで買った、
はすごく良かった。買ったかいがあった。
さて今回は……?
そうそう。
ゼーガペインを見ている最中に、「観終わったときに絶対に再読したくなるだろう」と感じた、
にやっぱり手が伸びた。
2007-12-21
■どういうものかよくわからないけど
ココロを貼り付けてみた。
よくわからないw
2007-12-22
■ケーキがないクリスマス会なんて
保育園のクリスマス会。
でもケーキが……ない。
さみしい。
2007-12-23
■直感的に使いやすくは暗黙知ではなく形式知
(本当かしら?)
ただし形式知化してしまうと。
違うモノを扱っていても、常に同じメタファを(別のよりよいメタファがあると判っていても)採用しないといけないという状況に陥る。
という状況を生んだりするので恐ろしい。
元ネタ
■映画の中の奴隷, ヴェーベルンって誰, 都市持続再生のツボ
ふーむ。映画なんかで描かれてきたステロタイプの変遷とかの話かな。
無知な私。
自分の街が災害でズタズタになったりした時のことを考えると、興味がある。
2007-12-24
■LIER GAME 6
最後の「戦う相手」と「(このゲームにおける)勝利とは何か」の論争を見てると、蓬莱学園のファラオゲームですか? とか思ったけど、はてなダイアリーのキーワードを見てみたら半年ぐらい前にすでに指摘されているな、と前の巻を読み終わった後で同じことを調べたことを思い出した。
2007-12-25
■「○○だけで実装された」という表現は?
Java ではコーヒーのメタファから Pure Java だけど他の言語って……?
例えば Perl とか Ruby とか。
Native は「OSに近い言語で実装した」というニュアンスを含んでいるような気もするし。
さて。
追記
「OSに近い言語で実装した」は「中間コードなんかじゃないですよ」ってことか。
2007-12-26
■ミュウがいる……
子どもが冬休みで実家に行っているうちに家のゲーム関連を整理。
……なんでポケモンルビーがここに?
いや、確かにルカリオの映画を見せに子どもを連れて行って、その引換券で(カートリッジのみ中古で売っていたルビーとサファイアを買って)ミュウをもらったけど。
それを Amazon のマーケットプレイスで売ったりもしたけど。
ミクロに入れてスイッチON。あー、確かにパソコンの中にミュウがいる。
……売れなくて出品がキャンセルされたのをそのままにしておいたみたい。
うわぁ。
ミュウ入りのルビーがあるって知ったら子ども喜ぶぞ〜。
っていうか、まるでビックリ箱だわ。
2007-12-27
■さくら
(BK1内容説明から)
目に見える桜と目に見えない桜がせめぎあう春の夢−。桜のあるさまざまな風景を、淡い色合いで写した写真集。花びらの浮かぶ水面、夜桜なども掲載。北海道、東北、関東、京都などの桜を撮り収めたもの。
■見て納得の「架空の日本SF全集」
「日本SF全集」なる全集をもし編纂するとしたら、この著者のこの作品を、こんな感じで収録する(第何期の第何巻に収める)という意味での「架空の日本SF全集」なのね。
で、そこに載せるだろう解説を収録した本なわけで、それは「本文を収録していない日本のSF全集」。つまりカタログだ!
(BK1より)
架空の日本SF全集を編集する、というコンセプトで贈るファン待望の通史的ブックガイド。
カタログ? と思った人は英和辞典を引いてみるといい。
それも面倒なら、
こちら。
素直に考えれば分かりそうなものだけど、レムの
あたりを知っていたせいで惑わされた。
2007-12-28
■コーラ白書
前に[気になる本]カテゴリで書いた本。
1ページあたり3〜4つの(つまり見開きで6〜8つ)コーラが紹介されている。
全部で500種以上。
「タブクリア」ってあったけど、海の向こう側では、その前にノンカロリー商品として「タブ」があったということ。
それは日本では発売されていなくて、「タブクリア」だけがでちゃって、「降って湧いたような」商品になったらしい。
その下に「Tab CLEAR 変わってしまった。」っていう商品が紹介されていてすこぶる面白い。
(p21)
TaB CLEAR のデザインをそのまま使い、ロゴの上に強引に「変わってしまった。」と入れてたおざなりなデザイン。
(略)
これは函館競馬場近くの自販機の「何が出るか分からないミステリーゾーン」を出来心で押したら出てきたもの。まさに一期一会の出会いであった。
の件り。
あー。あったなー「ミステリーゾーン」。
だいたい何回買っても同じものがでるんだよな。
ベンダーさんの手間を考えるとそれも当たり前だけど……。
■こどもの教材の「はじめてのひらがな」の「る」は「るすばん」が多いと思います
しりとりをしていたところ、あなたの順番に「る(ル)」で回ってきました。
とっさの状況、あなたならば何と答えて次の人に回しますか?
http://q.hatena.ne.jp/1198771351
うーん。やっぱり「はじめてのひらがな」に載せられるようなものはでてこないな。
■Double Array や TX
買った。
Double Array や TX の記述があるみたいだったので。
でも少なかった……。
っていうか、手許に、
を印刷したものがある*1んだから、そっちを読め、ってとこなのだけど。
REST の記事は、なかなか興味深かった。
HTTP, URL, リンクを使ったアプリケーションは「どうあるべきか?」という方向に話題を振っているので。
■BK1へのリンクを出すようにしたけど
裏側は稚拙な実装。
後でリファクタリングしないとな……。
*1 どこから手に入れたんだろう? PDFファイルやURLやアクセス履歴とかは会社のマシンの中。