2006-09-01
2006-09-02
■ノートパソコンが……
サーマルセンサエラー、とか言ってファン回りっぱなし。しかもファンの駆動音おかしいし。
……そろそろPC購入を考えるころかなぁ。
追記
こんなどうでもいいエントリに検索エンジンから来る人が多くてびっくり。
サーマルセンサは温度センサ。温度計測ができないから、ファンを回す/回さないの判断がてきないので、ファンが回りっぱなしだということ。
単なる接触不良だったようで、何もしなくてもエラーは消えた。
■大きな数
さっき思いついた、数が多いことのたとえ。
結城浩のはてな日記
「それは宇宙の全素粒子がチェスのリーグ戦をするようなものだ」
に、
よく大きな数を「天文学的数」と言うが、宇宙の全ての原子の数でさえ80桁ほどしかない
とある。
前に書いた(20050929.html#p01けど、\(9^{9^9}\)
というこんな簡単な式でさえ、3億6969万3100桁の数になる。
大きな数って、喩えるのが難しいなぁ。
(追記)
リーグ戦の組み合わせ数は、たかだか二乗のオーダ。桁数だと2倍になるにすぎない。
■トラックバック
はてなへのトラックバックがちゃんと飛ぶようになったぞ。
……はてダはOKだけど、人力検索は未だ駄目か。
こちらの悪いところは判っているんだけど、直し方が判らない。前にちょっとチャレンジして諦めたわけだけど。
さて。
2006-09-03
■なるほど
省庁再編なんかも、実体は変わっていなくて名前が変わっただけ、だとかそういうことを暗に示している、と。
雑誌の見出し:「さよなら冥王星」「追悼・冥王星」「太陽系再編」とか。
檜山正幸のキマイラ飼育記 - 冥王星
別に何一つ天文現象は起こってないのにねぇ。
■ソウ(Saw) を観た でも別の話
ね。
でもいけない。つまらん。いやこの映画のせいじゃないけど。
というのも……。
を観ちゃったからだな(DVDの邦題がなぜか『消失』になっているけど『失踪』の方がよく知られている)。
天才型サイコ犯人は、一見単なるオヤジ風だが、その相手の心理を計算し尽くした冷徹さは、レクター博士を荒唐無稽のキャラクターにしてしまう。
その通りだった。
サイコ犯人――だけど殺人犯ではないあたりが『ソウ』という映画のミソだけど――や、そいつが作り出す状況が全て荒唐無稽で、すっかり醒めた目で見てしまっている自分に気付く。
オチ――全ての事象の仕掛け人の正体――は結構気に入った。というか「あぁなるほどそいつを忘れてた、ポン(手を叩く音)」という感じ。でもだからどうだというわけでもない。
で、ラストの数カットも全然怖くない。なんでかというと、そのシーンで恐怖を抱いている登場人物に全然感情移入できていないから。そこで観る側に恐怖を起こさせたいならば、そこまでの間にちゃんと、恐怖を抱いているその人物に観客の心を寄せておかないと空振りするだけ。
その意味でも『失踪』の構成の緻密さには舌を巻く。
2006-09-04
■スーパー株ロボ
via
損切りで「もうちょっと待てば上がるかも」みたいな情が入らない点や、チェックするチャートの並列度が高い点では人間よりは有利だろうけど。
しかし、もし本当にロボットによる売買が大勢を占めてくる様になると、他者のロボットの裏をかく/誘導するようなロボットを開発することで、優位にたてる、でもその次のフェーズではまた……。というようにイタチゴッコというか、「ある局面で周囲のロボットがどういう反応をするか?」を読み合うゲームになってしまうような。
新谷かおるの『エラン』に、
銀行預金よりはもーかるかな…ってかんじね
てな台詞が出てくるな。
2006-09-05
■たまには親指シフト
数年前の話。
富士通某に仕事で行ったことがあって、ちょっとPCを借りた時に、
あ、親指シフトなんで日本語は私が打ちますよ
と言われて、
あぁ。大丈夫です。親指シフトで打てます
と涼しい顔をして返したのだけど、内心では、
さすが富士通! 親指シフトを使っている人ちゃんといるんだな
と嬉しく思っていたりして。
■256文字の男
カタログデータの文字制限の話。
「良ければ売れる」というものではないが「嘘が混じっているとまずい」というものだそうで。
確かに。
これらの情報は、そのままオンラインショッピングサイトの製品情報として掲載されたりしますから、たかが256文字、されど256文字なのです。
256字の男 - Allegro Barbaro [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
登録フォームの計算式を見ると、256バイトでもなく全角256文字でもなく256文字なので、半角も全角も1文字としてカウントされるようです。そのため、英文字の長い製品名は、もうそれだけでアウト。例えば、Borland Together Developer for Microsoft Visual Studio .NETなんて、ナンセンス。こんな冗長な製品名をつけたセンスのないマーケティングをのろいます。
■プリザーブドフルーツ……じゃなかった
プリザーブド処理したフルーツって珍しい……と一瞬思ったけど、造化だった。
■修正された写真
露出修正は全然問題にならない(やって然るべき)だと思うのだけど?
これらの写真はいずれも、トリミングや露出修正といった修正が巧みに施されている。
フォトレポート:出回り続ける修正写真の数々 - CNET Japan
2006-09-06
■スポンサー ≠ 広告主
とある本を読んでいて――訳書だ――「スポンサー(sponsor)」という言葉は「広告主」とイコールではないんだな、と思った。
で辞書を引く。
第一義は「保証人、発起人、後援者」だった。なるほど。
あと「名付け親」という意味もあるらしい。
■シノケン
ちょっとしたお遊び……。
■書き手の意識(via 炎上の力学)
RinRin王国さん(http://www.pluto.dti.ne.jp/~rinou/)からリンクをいただいた様でアクセスアップ中。ちょっと古いエントリだけど、「他人に読んで欲しい*1」という動機で書いたものなので嬉しい。
スラッシュドットのブログ炎上の記事、
に添えられる形だったのでそちらを見てみる。
「無断リンク禁止」にまつわるケースと「ブログの炎上」は、いったん切り離してかんがえた方がいいのでは?
もっとも「無断リンク禁止」は格好の火種になることが多いとは思う。それはなぜかというと、「無断リンク禁止」を掲げる人というのは、自分の意見/論理でないケースがほとんどだからだろう。「無断リンク禁止なんてナンセンス」という言葉を突きつけられた時に、なんでそんなことを言われるのか――言われなければならないのか本当に判らないから、感情的な応答しかできなくなる。
「手軽にはじめるブログ*2」なんていう本で、
ブログを始めるということは自分の言葉を公表するという行為であり、他者から批判を受けることもある。
誰もがアクセスできる状態にしているのだから、「リンクしないでください」「なんで勝手にリンクするですか」などというのは無意味だ。
ぐらいのことも書いてないだろうか?
図書館にいって児童書のコーナにあるコンピュータ関連のマナー本を読んでみるが、情報の発信側に回ったときのことが書いてある本はまだまだ少ない。
ほかの人の文章や絵、写真、デザインを無断で使用し、そして引用をしていることが示されないでインターネットのホームページやブログに載せるのはルール違反です。
それは、プロの書き手のみならず 、友達のものでも同じ扱いです。
(略)
文章の場合は、引用を明示しているなど著作権法のルールにしたがって掲載されていれば、法的な問題はありません。
という様な記述をみつけた。
メモしておいた ISBN からすると、
なんだけど本当か? 間違えてメモしたかな? 結構昔なので記憶がもうない。メモによると35ページ。(追記 本当だった)
■小学生向けのネットマナーってやつが問題なのですよ!
(2)どのサービスを利用するのか相談
(経験の浅い子どもには、完全にオープンなブログは危ない)
(3)ネットマナーを教えておく
(個人情報や他人の悪口は書き込まない。著作権にも気をつけて)asahi.com: 「小学生ブロガー」 家族でどう見守る?-教育
(4)発言内容の削除方法を親が把握
(問題発言を子どもがした場合などに削除できるように、親もパスワードを知っておく)
ネチケットとかネットマナーという「言葉」で「教えたつもり」になるのが危険(後述)。
あと、「オープンなブログは危ない」というのは同意できる面もあるけど、クローズドな環境に慣れてしまうと「ローカルルールが外でも通用する」という取り違えを起こす危険性を考慮するべき。
そのためにも親が子供の発言や行動に気を使う必要があるわけで (4) の様な考えがでてくるのだろうけど、ここにも落とし穴はある。子供が書いているブログだけを見ていればいいわけじゃない。他人のブログへのコメントなども把握できるのだろうか?
ネチケットの話。
引用した記事にもでてくる「マグネット」というサイト。
それでも、お友だちや他の人の書いた「文章」の一部を使って、あの人は「こんなことを言っていました。」という「文章」を書くことはできます!
マグネットをご利用のみなさまへ - 著作権
そのことをむずかしく言うと「引用(いんよう)」と言うんダ!覚えてネ!
3) だれの「文章」を引用(いんよう)したのかをはっきりさせよう!
マグネットをご利用のみなさまへ - 著作権
(「ナップがこんなことを言っていました!」「この文章はナップ作です」というように載(の)せようネ!)
Webで引用するときに引用元を示すのは、「だれ」じゃない。「どこ」からだ。Web上で「どこ」を示すのは、URLだ。
ところが……。
面白いホームページがあったからリンクをはりたいなぁって時も、ちょっと待って!そのホームページに、「リンクは勝手にはらないでネ」と書いてあるかもしれないよ。「他のホームページでは何にも言われなかったヨ。」って言うんじゃなくって、そのホームページのルールを守ろうネ。
ネチケット - 気をつけよう!
とあって、どうするべきか困る。
「引用するには引用元を示さなければならない」と書いておきながら「リンクをはるのに『勝手にはらないでネ*3』とあったら守ろう」っていうんじゃ困ってしまう。
というか、「リンク」と「引用」が別ものとして捉えられている? 「引用なしのリンク」がこういったページにある「リンク」なのかしらん。
ことほどさように、小中学校向けに書かれたネットマナー・ネチケットってやつは始末が悪い。
追記
名古屋市の小学6年、桜さん(12)の場合、ブログサイト「マグネット」が、ネットのマナーの「先生」だった。
asahi.com: 「小学生ブロガー」 家族でどう見守る?-教育
NTTデータ(東京都江東区)がサンリオの協力で昨年始めた小中学生限定の会員制ブログサイトだ。
とあるので「マグネット」がクローズドなサイトだと思わないように。普通のブログだ。
■素通り禁止
mixi だと引用に困るな。まぁ、いいか。
キーワード「素通り禁止」で mixi を検索すると1500人以上ヒットする、と(やってみたら、確かに)。
「素通り禁止」は「マイミクシィ歓迎!」の隠語なのか、それとも本気なのか。
追記
上の「ホーム」のボタンの右側にある「検索」のボタン
↓
性別問わない
年齢は空
血液型〜職業 特に問わない
キーワードに「素通り禁止」
写真の有無のチェックなし
で、検索です > id:gntさん gntさんのはてブ
2006-09-07
■Wiiの「商品入荷情報メールでお知らせ」が始まっていた
B000GLHF4W
■Firefox extension
また、必要ないかもしれないけど、あると便利なエクステンションも教えてください。
http://q.hatena.ne.jp/1157608730
Prefbuttons
Page Info Button
https://addons.mozilla.org/extensions/moreinfo.php?id=1596&application=firefox
でツールバーをカスタマイズ。(こんな感じ→ f:id:quintia:20060907162622p)
Send Referer をチェックボックスで切り替えるのとか必要。Cookie のオン/オフはWebアプリ作っている時に要る(それ以外は要らないけど)。
Page Info Button を入れると Ctrl+I でページインフォメーションが出るのがなにげに便利。)
Send Referer をチェックボックスで切り替えるのとか必要。Cookie のオン/オフはWebアプリ作っている時に要る(それ以外は要らないけど)。
Page Info Button を入れると Ctrl+I でページインフォメーションが出るのがなにげに便利。
■エマ そういえば最後の巻読んでないなぁ……
だいたい当時の英国の中流の男が、メイドを「かわいい」と思う意識自体、存在しない。
猫を償うに猫をもってせよ - 「エマ」はひどい、その他
ふむ。確かにそういうものなんだろうな。
2006-09-08
■IT業界の憂うつ
を読んだ。
内容的にはちょっと偏りがある(後述)と感じたので、類書を読んだことがない人はうつに関する別の本を併読することをお奨めする。
p46
先にも触れましたが、精神医学的な「うつ病」と臨床心理学的な「うつ状態」を区別して理解し、対応しませんと良い方向へ進みません。
うつ状態は本人の自覚的落ち込みのことを指す。つまり落ち込んでいるという自覚がある。
うつ病は自覚がない。つまり、「自分はまだやれる!」、「私がいないと全ての仕事が回らない。だから会社に行かなければならない!」というような言動。あるいは他者からみると睡眠障害が起きているのが明らかなのに、本人は決して認めようとしない。そんな調子で、自覚がないまま進行する。
この本の帯のアオリはこうだ。
不登校も、引きこもりも、職場不適応も根っこは同じ。
それが何かというと、「非現実的な自己過信」。
上に書いたうつ病に現われる自覚の無さが「非現実的な自己過信」というわけだ。
「自分はまだやれる!」というのは、体や精神の調子が悪くなっているという現実を受け止めずに、過信している状態。
「私がいないと全ての仕事が回らない。だから会社に行かなければならない!」というのも、その人がいなくても仕事は回るということを認めないという、非現実的な過信の発露。
で、この本は引きこもりや職場不適応も同じく、「非現実的な自己過信」が根にあると説く。
「自分はこれだけできるはずだ。できないのは周りが悪い」となるのが職場不適応。
「自分は学校でこんな扱いを受けた。それは不当だ。自分はこう扱われてしかるべきだ」となるのが引きこもり。
ということで「非現実的な自己過信」が、「不登校も、引きこもりも、職場不適応も根っこは同じ」というアオリの「根っこ」だということ。
これは結構偏っていると思う。あるいは単純化しすぎ、単一化しすぎ、と言ってもいい。
そう考えることもできるかもしれないが別の視点もあるのではないか、と感じた。
話は逸れるけど、「○○という仮説で△△は全て説明がつく」とか「日本語は全ての言語の祖先だ」というようなニセ科学が、ちょうど同じ雰囲気な気がする(ただしこの本がニセ科学だと言っているわけでは決してない)。
さて。
の目次。第1章 はじめにに並んでいるデスマーチ・プロジェクト発生のメカニズムから4つほど抜き出してみよう。
- 営業部門、経営陣、プロジェクト・マネージャの天真爛漫な将来展望
- 若者のカワイイ楽観主義:「土日に出てくればできますよ」
- ベンチャー企業立ち上げ時の楽観主義
- 海兵隊方式:「本物のプログラマは寝ずに働く!」
……どうだろうか。なんか、これらも、「非現実的な自己過信」と認識して差し支えないのではないかと思ってしまう。
「最初から無理だと思えるようなスケジュール」、「この誰もやらなかったこと、あるいは新技術があればきっと成功する」、「うちの会社ではこのやり方でずっとやってきた」、etc...
デスマーチ・プロジェクトが常態であるIT業界は、「非現実的な自己過信」を抱えたまま暴走する、うつ病患者みたいなものかもしれない*1。
■ハチミツとクローバー 10
そうだよ。これの発売日だったんだよ。「IT業界の憂うつ」なんて書くんじゃなかった……。
さておき。
何が塗ってあるのか、一瞬判りませんでしたよ。
ハチミツとクローバーだ! って気付くのにたっぷり10秒ぐらいかかりましたよ。えぇ。
それと、「お持ち帰り」の謎が解けましたね。よかったよかった。
前巻、ガラスがはぐちゃんに降り注ごうかというシーンに、
――さあ
終わりの
始まりの
幕を上げよう
があって、そして最終刊*2のラストが、メインキャラ5人のカーテンコールっぽいお辞儀なのは気に入った。「幕を上げよう」を受けてのカットだと思ったのだけど、どうかな?
ともあれ。
羽海野先生、ありがとう!! お疲れ様でした!! という気持ちでいっぱいです。
2006-09-09
■定禅寺ストリートジャズフェスティバル だっっ!
都合により3時間ほどしからいられなかった。
サックス、ウッドベース、ピアノ、ドラムという編成を聴いて、それからビッグバンド、一休みしてピアノ、ウッドベースにヴォーカルと聴いてきた。
面白いな、と思ったのはミクシィを通じて結成したというビッグバンドがあったこと。会場に着いた時には演奏終わっていたのだけど。
残念だったのはピアノ2台でガーシュウィンをメインで、というのがあってこれは聴きたい! でも気がついたときには演奏始まっていてしかも会場が遠い! そこから向かっても半分も聴けなさそうなのであきらめる。
で、家に帰ってバーンスタインのラプソディ・イン・ブルーを聴いている、と。
2006-09-11
■無断リンク禁止の喩え
わはははは。
比喩として適切かどうかはともかく、無断リンク禁止に感じる不合理さは鋭く伝わってくる。
ナイス!
まぁ難しい事は言わず、『無断リンクはダメ』…これは『ここの青信号は渡っちゃダメ』みたいに、意味不明な『私的ルール』だと言う事は間違いないんですけど。
勝手に ぶくまく♪
(リンク先はPermalinkじゃなくて、内容は時間と共に流れていく様です)
■MERPじゃないんだ
米Turbineと米Midwayは、映画化もされたトールキンの小説「指輪物語」の世界設定を使用したMMORPG「The Lord of the Rings Online: Shadows of Angmar」のβ版を9月8日、北米で正式に立ち上げたと発表した。また英Codemastersは、同時に欧州でプリβ版を立ち上げることを明らかにした。
Yahoo!ニュース - ITmediaニュース - 「指輪物語」のMMORPG、北米でβ版スタート
MERP(ミドルアースロールプレイング)じゃないのね。でもMERPだと最初にキャラ作っただけで疲れてしまうか。
2006-09-12
■SPA! の袋とじ企画
目次から引用。
同時多発テロ事件の疑問点と公式発表の嘘をめぐり、ベンジャミン・
フルフォード(ジャーナリスト)と中丸薫(国際政治評論家/明治天皇の孫)が緊急対談
[9・11衝撃画像]
アメリカの犯罪を暴け!!
「トンデモ」や「洗脳」の誤用なんていう些末なこともあるけどそれはさておき。
中ほどのサブジェクト。
大メディアほど真実を伝えられない
これを真だとすると、「扶桑社やSPA! が大メディアではない」か「この記事も真実ではない」のどちらかが真であることになると思う。前者は到底真だと思えないので、後者が真だということになるのではなかろうか、と。
映像を見せて「疑惑」というのは常套手段。ビルに突入したのがボーイング767でないのなら、空港を飛び立ったはずの飛行機はどこへ行ったのだろう? 空港から飛び立った飛行機は人知れず撃墜されていたとでもいうのか? それともそんな飛行機はそもそも空港から離陸していないのか? 誰も乗せていない飛行機がダミーとして飛び立ったのか?
映像を見せてられ、ほらこんなにおかしいでしょ? と言われるよりは、飛行機が離陸した(はずの)空港で一体何が起こったのか? という調査の話をしてくれたほうが説得力がある。と個人的には思う。
でもなぜかそちらには対談で一切触れていないんだよね。なぜだろう?
本を読めば書いてあるのかい?
[気になる本]は「私が読んでいない本」を取り上げたいときに使うカテゴリ。
この雑誌記事は、
の宣伝記事なわけだな。
2006-09-13
■圧縮の限界
誰も書いていないな、と思ったので。
圧縮度が一番高いアプリケーションを教えてください。動画をzipで圧縮してみたら全然軽くなりませんでした。
http://q.hatena.ne.jp/1157966304
「あるアルゴリズムを適用することで、いかなるデータであってもデータサイズを減らすことができ、かつ可逆的である(元のデータに戻すことができる)」ということはありえない。言葉を換えると「そんなアルゴリズムは存在しない」。
もし存在するならば、そのアルゴリズムを繰り返し適用することで、どんなに大きなデータであっても最終的に単一の状態に集約できることになってしまう。しかし単一の状態に集約されてしまったら「元のデータに戻すことができる」はずがない。
さて、あるデータを可逆的に圧縮するとして、その限界は那辺にあるのか?
その理論的限界が「情報量」という概念であり、単位はシャノンである*1(多分)。
*1 以前はビットという単位だったが――おそらくは――ややこしいという理由でシャノンに改められた。
2006-09-14
■プリズナー
世にも奇妙な物語の一編「プリズナー」。
話の冒頭、レンタルビデオ屋で知人と会う主人公。
知人が検索してくれる。
あ、これ違うの? プリズナー No.6
あっ、違う。それ、BBC のテレビシリーズ
放映当時は『プリズナー No.6』を知らなかったけど、そうかそうか。
テープに書かれている文字がキリル*1なのはおかしかった。これも当時はキリルが読めなかったから気付かなかった。
あ〜。プリズナー(囚人)は竹中直人さんだったんだ。放映時に視たときは怖かったなぁ。
2007/3/5追記
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Studio/8295/purizuna.htm
■見たら最期
う〜ん。
記憶にある中で"一番怖かった"一編。
怖い。怖いよ。
演出が冴えているなぁ。
後になって『リング』のあらすじを聞いた時に、思い出したのがこれだった(タイトルは忘れてしまっていたけど)。
■全角は半角の2倍
java アプリ の質問です。
(略)
などで、文字を切り抜く場合、半角も全角も一文字として扱われますが、これを
「半角は0.5、全角は1」というような感じで判断ができないでしょうか?
http://q.hatena.ne.jp/1157637762
http://q.hatena.ne.jp/1157637762#a603013
http://q.hatena.ne.jp/1157637762#a603134
は単純にいかない。理由は2つ。
- Unicode にあるが ShiftJIS にない文字が'?'に変換されてしまうので計算が合わなくなる。そして Unicode に変換しなおしても'?'のまま。
- 切り出した結果の末尾が、ShiftJIS の(いわゆる)2バイト文字の1バイト目にあたる場合を考慮する必要がある。あるいは、途中から切り出す場合は逆に、2バイト文字の2バイト目から切り出してしまう可能性もある。
追記
結局は先頭から1文字ずつ取り出して、文字種を1つ1つ確認して数え上げるしかない、っていうことだ。
*1 追記。ПРИСУНА? あとでもう一度見て調べてみようっと。
2006-09-15
■ネットの習慣性 RSSリーダの快楽
RSSリーダには習慣性がある、てな話を前に目にしたような?(メールだったか?)
RSSリーダを開くと未読が溜まっている。読む。未読が消える。気持ちがいい。
この「気持ちのよさ」は繰り返すと減っていく。習慣性。同じ刺激が同じ快楽にならない。もっと強い刺激を!
そして登録されたフィードは多くなっていく。
ならば逆向きの快楽を。
多くなりすぎたフィードを整理する。
これもういいや。これはとりあえずタイトルだけ表示で、気になるタイトルのものだけ読もう。
減らす。減らす。減らす!
あぁ、気持ちいい。
そして、無限ループ。
while (1) {
}
さて、break; する時はいつ?
■私のリアル友人が mixi にいない理由
IRC サーバを立てているヤツがいて、そこにたむろしているから。
オンラインゲーム上で会っているから(私を除く)。
2006-09-17
■ビジネスの素人
“素人”と評するのは、自社内の自分たちですら業務の詳細を知らないのに、ベンダがそれを簡単に理解し、期待どおりの提案をしてくれると思い込んでいるところです。自ら骨を折ることをせず、値切りに値切った費用にもかかわらず、ベンダが最高の努力をしてくれると思っているならば、“ビジネスの素人”であるともいえます。
ドキュメントを作成しないユーザーは、失敗する - @IT情報マネジメント
“ビジネスの素人”。なるほど。
2006-09-18
■人力検索はてなへのトラックバック
がやっとできるようになった。
が、これ、どうしたらいいかな。
POST で送るデータの末尾に改行を入れただけなのだけど。
trackback << "&blog_name=#{CGI::escape(blog_name)}\n"
正解なのかバッドノウハウ(はてな側の挙動が正しくない)なのかも判らん……。
■最近のコメント/トラックバックから消えない
recent_comment3.rb
recent_trackback3.rb
で出している部分、表示状態を変更しても消えてくれない。必ず消えてくれないかというとそうでもないから、判らない。というかそこまで追っていない。
さて。
2006-09-19 数学ガール, Flashでピタゴラスの定理の証明を見よう
■数学ガール
ふと思った。
表題作の『フォア・フォーズの素数』に出てくる少女、エル。
雰囲気がまさしくミルカさんみたいじゃないか。
四つの4でできない数字をフォア・フォーズの素数と名づけたこと。自分で総和記号を見つけて、またいっぺんに作れる数が増えたこと、そしてとうとう100まで残りひとつになったこと。
(略)
エルはじっとボクを見ていた。大きな瞳。赤い眼のふち。長い睫毛がかすかに震えている。長い長い時間だった。でも、もしかするとそれほどでもなかったかも知れない。やがて彼女は小さく首を横に振って、「無駄だったわね」と呟いた。
結城さんの数学ガールシリーズはこちら↓。
■知ること自体はいいこと? でも
でも学校や教育委員会のサイトが「無断リンク禁止」なのは全く良くないことだと思う。
「無断リンク禁止」という習慣があるっていうことを知ること自体はいいことだよ。
一軒家@メモ帳
■Flashでピタゴラスの定理の証明を見よう
探してみた。
http://www.teachers.ash.org.au/mikemath/movies/pythagoras.html
自分でぐるっと回してみる。
http://www.nrich.maths.org/public/viewer.php?obj_id=805&part=index&refpage=monthindex.php
音あります。(追記:あれ? 無くなった?)
http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/~watanabe/sample/pythagoras.html
残念ながら消滅しているので Internet Archive から。
2003年〜2004年あたりで。でも見られたり見られなかったりするなぁ。
http://web.archive.org/web/*/http://www.atm.org.uk/resources/flashfilms/euclid.html
番外。一応 Flash だ……。
https://www.cs.tcd.ie/~heapg/portfolio/pythagoras/index.html
おまけ。こんなにある!
2006-09-20
■開発物語 パーソナルソフトウェアプロセスのツール
「開発の実態を書いた」との本だけど、開発物がパーソナルソフトウェアプロセス(以下PSP)のためのツールだという。
PSPの本を読んでみて、これは紙と鉛筆(と電卓も?)ではやりたくないなぁ、と感じていた。適切なツールを併用しないことには、それが上手くいっている、という実感を得られる前に諦めてしまうだろうな、と想像した。
本の内容もさることながら、どのようなツールを開発したのか? という方にも興味が湧く。
PSP入門としてはこちら。でもこれでさえ、相当の情報が詰め込まれている感あり。現時点で在庫あり。ユーズドも適正価格っぽい。この本は手許にあって大体読んだ。
PSPは一つの研究の成果なわけで、そういう視点から見る場合はこちら。分厚い。重い。
Amazon には在庫なし。マーケットプレイスでの取り扱いのみ。BK1も出版社発注の様だ。
■Miles Davis
ほー、マイルスだけでいいのですか。
やっぱり株か〜携帯サーチ等も開発してます〜
以前、神様せどりさんが推していたのは、
の2枚でしたよ。
アルバム「Birth of the Cool」が1949〜1950年の収録で、1957年発売。
上の2枚はその収録と発売の間にあたるわけで、聴く人が聴けば演奏の変化みたいなものが判って大層興味深いのでしょう(きっと)。
私は所詮ミーハーなので判らんです。はい。
そうそう。この2枚のCD、版によって妙に高いマーケットプレイス価格が付いているのがあるので、そういうのに手を出さない様、注意しましょう。
追記
↑などと書いたものの、先の日本で売っているCDのジャケットは、海外では別CDのジャケットなのだな。
輸入CDでも、from US の方はマーケットプレイス価格が安い(2000円台)だけど、from UK の方は1万円前後するので注意。
が正しかった。
となると「神様せどりさんが推していた」も怪しいなぁ……。
追記
輸入盤の方が、元々のアルバムと曲順が違うらしい。(オリジナルは10インチ盤3枚)
2006-09-21
■スケジュールという名の階段状の表
ここに「スケジュール」と銘打たれたExcelの表があるとしよう。
縦軸、つまりシートの左端には担当者ごとに別れた作業項目と、その予定日数が書いてある。
横軸、つまりシートの上端には日付が左から右に向かって書いてある。
そして肝心の表の中身はといえば、ある担当者に関しての作業が左上から右下方向に階段状に塗りつぶされているだけである。
卒倒しないで欲しい。
そんな「スケジュール」を何度も目にしたことがあるし、書かされたこともある(「書いた」という事実に変りはないけど「書いた」とは言いたくないものである)。
わざわざ階段状に塗りつぶすだけ余計な手間である。
だってそんな管理でいいのなら、未完了の作業の合計の予定時間と締め切りまでに残された時間とを、ただ比べればいいわけだから。
それに、そんなことをしたら全ての作業がクリティカルポイントになってしまう。いったいどれが本当のクリティカルポイントなの? 教えてもらおうじゃないか、という気分になる。
追記
「ガントチャートもどき」と呼んだらどうだろう?
■Infinity
BOで珍しいものを発掘。
Never7のサントラ(asin:B00009WL5B)には入っていないヴォーカルが。うん。悪くはない。Never7のエンドテーマと比べるのは……酷か?
ドラマも収録されているけど、Infinity らしいネタでまぁ面白かった。ゲームをやってないと判らないようなネタであるにも関わらず、クリアしてない人にネタバレしないように気を使っているのが、なんか微笑ましかった。
■戦隊シリーズ30作目
である。ということでようやく出ましたよ(いつの間にか出ていた)。主題歌全集。
……でもさ。
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 秘密戦隊ゴレンジャー(ささきいさお/堀江美都子/こおろぎ’73/コロムビアゆりかご会/ウィルビーズ/八手三郎/石ノ森章太郎/渡辺宙明/堀江美都子 ささきいさお)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> ジャッカー電撃隊(ささきいさお/こおろぎ’73/八手三郎/石ノ森章太郎/渡辺宙明)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> バトルフィーバーJ(MoJo/コロムビアゆりかご会/フィリングフリー/八手三郎/山川啓介/渡辺宙明)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 電子戦隊デンジマン(成田賢/小池一夫/渡辺宙明)
スーパー戦隊シリーズ30作記念主題歌コレクション 太陽戦隊サンバルカン(串田アキラ/こおろぎ’73/コロムビアゆりかご会/山川啓介/渡辺宙明)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 大戦隊ゴーグルV(ファイブ)(MoJo/こおろぎ’73/ザ・チャープス/小池一夫/渡辺宙明)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 科学戦隊ダイナマン(MoJo/こおろぎ’73/小池一夫/京建輔)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 超電子バイオマン(宮内タカユキ/康珍化/矢野立美)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 電撃戦隊チェンジマン(KAGE/さがらよしあき/矢野立美)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 超新星フラッシュマン(北原拓/園部和範/及川恒平/奥慶一)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 光戦隊マスクマン(影山ヒロノブ/売野雅勇/藤田大土)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 超獣戦隊ライブマン(嶋大輔/大津あきら/藤田大土)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 高速戦隊ターボレンジャー(佐藤健太/松本一起/米光亮)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 地球戦隊ファイブマン(鈴木けんじ/売野雅勇/山本健司/松下一也)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 鳥人戦隊ジェットマン(影山ヒロノブ/荒木とよひさ/つのごうじ/山本健司)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 恐竜戦隊ジュウレンジャー(佐藤健太/つのごうじ/そのべかずのり/山本健司/ピタゴラス 佐藤健太/ピタゴラス)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 五星戦隊ダイレンジャー(NEW JACK拓郎/八手三郎/山本健司)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 忍者戦隊カクレンジャー(トゥー・チー・チェン/ロブ/E-Cup’s/冬杜花代子/山本健司/ZIPANGU/西川啓介/大田幸子/山内喜美子)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 超力戦隊オーレンジャー(速水けんたろう/八手三郎/米光亮/まきのさぶろう)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 激走戦隊カーレンジャー(高山成孝/森雪之丞/小路隆/奥慶一)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 電磁戦隊メガレンジャー(風雅なおと/朝川ひろこ/八手三郎/藤林聖子/奥慶一/鷹虎/佐橋俊彦/朝川ひろこ 風雅なおと)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 星獣戦隊ギンガマン(希砂未竜/EVE/藤林聖子/亀山耕一郎/佐橋俊彦)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 救急戦隊ゴーゴーファイブ(石原慎一/高山成孝/桑原永江/藤林聖子/渡辺俊幸/佐橋俊彦/高山成孝 石原慎一)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 未来戦隊タイムレンジャー(佐々木久美/NAT’S/磯谷佳江/吉井省一/亀山耕一郎/NAT’S 佐々木久美)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 百獣戦隊ガオレンジャー(山形ユキオ/Salia/桑原永江/中川幸太郎/奥慶一/Salia 山形ユキオ)
<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 忍風戦隊ハリケンジャー(高取ヒデアキ/影山ヒロノブ/及川眠子/池毅/籠島裕昌/影山ヒロノブ 高取ヒデアキ)
これらを全部買った人の立場は……?
2006-09-22
■憂うつ
北九州市と仙台市の教育委員会の事例は、電話しても会話が成り立たないと予想する。
高木浩光@自宅の日記 - 「リンクお断りは普通」と人の心に種を蒔くAC
という高木さんのエントリを見て、「まぁ、確かになぁ。否定できんわなぁ」などと思いながらPTA(小学校である)の集会に参加。
……ははぁ、なるほどそうか。親の方が子供よりもそのあたりのリテラシが低いわけなのだな。
だから、仙台市教育委員会が名指しで嘲笑されていても、父母からはなんの声も上がらないわけだ。
小学校では「リンクする」なんてレベルまでの教育があるわけではないので、先生の意識も低い(みたいだ)し。
やれやれ、と思いながら帰ってきた。
シリーズになってます。
2006-09-23
■Google Map
で今さら楽しんでいる。
すぐ北の建物がホテルザッハ。
で、
である。南西に向かい合って建っているのが、自然史博物館と美術史博物館。
ズームアウトして見ると、
リンクシュトラーセと街並みの奇麗さが判る。
2006-09-25
■Web2.0 批判書
さてどういう中身かね?
出版が洋泉社ということで方面に詳しい担当者がいるとも思えない。
「批判書」と自称する本って、「じゃあどうあるべき?」ということについては懐古的な態度をとることが多い様に思う。
本屋で出会ったら中をチェックすることにしよう。
2006-09-26 .hack// 終わったー!, 立食師列伝 観たぞ
■.hack// 終わったー!
いや。
ですけどね(汗)。
The World*1のコピーライトが2007年になっていて、リアルがゲーム内時間に追いついてしまうところだったじゃないか、と。
これで心おきなく G.U. に移れるぞっと(と言っている間に G.U. の vol2.が今週出るんだよなぁ)。
■広告エージェント
広告エージェントという新しいプレイヤと、それを阻むための Google の特許戦略。なるほど。
もし、AdSense以外の選択肢としてオンラインサービスが気軽に利用できる広告エージェントが登場すれば、広告モデルで運用しようとしているオンラインサービスにとっても、成功のハードルを低くしてくれることでしょう。はてなほど有名にならなくても、オンラインサービスで食べていける可能性が高まるのではないでしょうか。
(略)ページビューで考えれば、オンラインサービスはオンラインメディア以上に今後急激に成長する分野です。なのにこの市場にチャレンジしようという広告代理店機能を持つ企業はでてこないのか、全部Google AdSenseに取られるのを、広告業界の人はみんなぼーっと見ているだけなのでしょうか。
はてなぐらい有名にならないとオンラインサービスで食べていけないのか - Randomwalk [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
ま、しかし栗原さんのブログによると、GoogleもAdSenseまわりは特許でがっちり固めて簡単には似た仕組みを作らせないようなので、それが気になります。
■立食師列伝 観たぞ
評価は2回目の鑑賞にするとして*2、フランクフルトの辰の部分、「(ピーッ)ランドを夢見て」のシークエンスは「トーキング・ヘッド」のサウンドトラックの2枚目「ゲーデルを夢見て」のテクストそのまんまじゃないか。
同じテクストなのに、「立食師列伝」のコンテクストに放り込んで、画(え)と音がついただけで全然別の響き・意味をそこに見いだすようになる!
すごい!
面白い!
このテクスト、元ネタはあるのだろうか? 文学に疎いので判らない。
うーむ。「トーキング・ヘッド」のサントラって、あのとんでもないパッケージのせいで再プレスがかかっていないんだろうなぁ。
Amazon で探せないや。
2006-09-27
■立食師列伝 最高!
昨日のエントリ
の続き。
しんりてきかんせい
と耳で聞いて「心理的陥穽」とパッと浮かぶあたり、押井守脳になっているな、と感じた。
原子熱線砲のミニチュアが入手できなかったためマーカライトファープで代用しています
(記憶で書いているので正確ではない)
判るかー!
えんげ
へー、「嚥下」って「えんか」だけじゃなくて「えんげ」とも読むんだ。
『バビロンを夢見て』、Amazon などのオンライン書店では入手できず。図書館にはあるなぁ。『ゲーデルを夢見て*1』やフランクフルトの辰の元ネタ……なのだろうな。
音楽について。
画と合わせると、「予知野家倒産」が圧巻。テレビ番組のBGMとして『Avallon』の「Log off」もしくは「Log in」が永らく得ていた地位を、奪うかもしれないなぁ。などと思った。
資料にある通り、「フェイク・ドキュメンタリー」と呼ぶべき映画である。
これと真逆なのが「ドキュメンタリー・フィクション」(と断定しているが個人的感想でしかない)。山形国際ドキュメンタリー映画祭に『パトレイバー2』が招聘された*2。もちろん『パトレイバー2』は明確にフィクションなのだが、そこに東京という風景を描きだした点での判断なのだろう。
『立食師列伝』がドキュメンタリー的でありながら、描き出そうとしたのは虚構である立食師。そのために仕込まれたネタの凝りようはすごい。
「不聯續線上の系譜」は本当に和綴じらしい。ビックリ。
■メモ用紙をしおりにする
ふと思ったこと。
- メモ用紙を何枚か、本の最終ページ(見返し)に挟んでおく
- 1枚取り出してしおりにする
- 気になるところがあったらページ番号とキーワードを記入する
- 余白が無くなったら最終ページに挟んでおき、しおりとして別の紙を取り出す
いかにも何かの本に書いてありそうだけど……。
2006-09-28
■google ad
検索した時に、検索語に対して適切な広告主がいない、と思ったらミニマムな(リンク集程度の?)アフィリエイトサイトを作って広告主になってしまう。
というような話はアフィリエイターにとっては常識なのだろうか?
■その世界では"10進数" そして 12進数の世界
これから新しく普及させるとしたら、どれが一番便利だと思いますか?(よろしければ理由も)
http://q.hatena.ne.jp/1159155155
http://q.hatena.ne.jp/1159153705
最初に読んだ時は考えずにスルーだったけど、ふと思いついたことがある。
数数字の表現の基数に何を選ぼうとも*1、乗算の単位元を'1'、零元を'0'と表記するならば、"その世界"においては"10進数"と記述されるに決まっているじゃないか。
それはさておき。
基数が10以上になったら"数字"を増やさなければならない。けど、7セグの液晶やLEDの使い勝手の良さを維持するようなデザインにするべきだろう(あるいは7セグに代わる使い勝手の良い記法を作り出すべきだろう)。
今の16進数の表記に'A'〜'F'を使っているけど、'B'と'D'が7セグで表示不能('8'と区別がつかない)だからまずい。
……おや? 'B'と'D'って……。
数字の中で、7だけが孤独なのよ
(略)
私だけが、7なのよ……。それにBとDもそうね
おお。偶然。
閑話休題。
12進数の世界を考えよう。そして、11という数にUという記号をあてることにしよう*2。
で、このはてなを引っ張り出してくる。
1/3は0.333… 2/3は0.666… では3/3は0.999…でなくてなんで1になるんでしょうか。
http://q.hatena.ne.jp/1152759792
注意!! ここからは12進数の世界です
1/3 は 0.4*3。
2/3 は 0.8。
そして、
3/3 は 1.0。
何も問題じゃないなぁ。
でも、1/U は、0.1111…… になる。
それに U をかけると、0.UUUU……。
あれ?
なんで 1/U×U が 1.0 にならないんだろう?
不思議だなぁ*4。
追記
ここからは普通の世界です(って一体?)。
WindowsXPの電卓で1÷3×3を計算してみると・・
ナンセンス不定記 - WindowsXPの電卓で1÷3×3を計算してみると・・
答えは1になります。なんで?
トラックバックが来てました。
……ホントだ。偉いぞ、XPの電卓。
関係ないのですが、Windows での電卓アプリはなかなか気に入るのが無くて今でも、PicoPad と OS 付属の電卓を使っていたりします。
話は変わり、12進数で1/3=0.4というのがどうにも感覚的に受け入れられなかったのだが、12進数の0.1は10進数の1/12だから当たり前か。
ナンセンス不定記 - WindowsXPの電卓で1÷3×3を計算してみると・・
私も実は、12進数で 1/3 を筆算してみた時に、小数点1桁で割り切れてしまうことを一瞬受け入れられませんでした。
なんとなく――というのは根拠もなしに小数点2桁の数だろうと、筆算してみるまではそう思っていたんです。
追記 2007/4/11
に続くような……?
ようやく、google にこの blog のインデクスが作成された……。
■高橋メソッドなソフトバンク記者説明会プレゼン資料
ソフトバンク(ボーダフォン)の記者説明会プレゼン資料。
http://www.softbank.co.jp/explanation/other/060928/pdf/ja_presentation_060928.pdf
……高橋メソッド?
2006-09-29
■サイトの良識
はてなって良識あるサイトだったのか。
「はてな」のような良識あるサイトです。
http://q.hatena.ne.jp/1159484167
良識がない、と言いたいのではなくて、「サイト」に「良識」があるという表現が楽しかっただけ。
2006-09-30
■リチャード・マチスン
久しぶりに小説を読んだ気がする。いや、気のせいじゃなくてそれは真実なのだけど。
さておき、リチャード・マチスンである。
本当は吸血鬼(I am legend)を読みたかったのだけど。あまり時間がなくて探せなかった。
しかし SF ってのは不思議なもので、使われているガジェットが多少古くても、アイデア自体はずっと「面白い」まま残る。
この本だって1950年代に書かれたはずなのだけど、とてもそんな古い「古典」には思えない。
SF における「古典」というのは「いつの時代でも新しい」というのを指すんだな、と改めて思う。
関連
I AM LEGEND (地球最後の男)
藤子不二雄「流血鬼」の長年の謎が解けた
ハッピー? アンハッピー?
prima materia - SF horror movies ... 地球最後の男/人類SOS!
『地球最後の男』がDVDで手軽に観られるって、いい時代だなぁ*1。
追記
『地球最後の男』見つからず。Amazon で、マーケットプレイスプレミア価格。
さもありなん……。
■戦隊ヒーロー 主題歌
DVDも出ていたか……。
まぁ、いいや。音だけ(スーパー戦隊シリーズ30作品記念 全主題歌集 THE 5 COLORED MASTERPIECE(コロムビア・オーケストラ/テレビ主題歌/串田アキラ/MoJo/宮内タカユキ/KAGE/ささきいさお/北原拓/影山ヒロノブ/成田賢/ピタゴラス) のこと)あれば。はははは……。
(日和ったな)
■Amazon のマイストア
おすすめ商品。発売日が同じコミックスが不当に強く関連づけられている気がする。
■ショッカーの戦闘員はサラリーマン? ネタが多いと思ったら
これか。
をテクストにしよう(この本、大好きなのである。この手の解題本、解説本の中では群を抜いてよくできていると思う)。
p20
こんな戦闘員に、果たしてなりてがあるものだろうか。よほどの聖人君子でなければつとまらない。そして聖人君子が悪の組織に入るわけもない。論理的には戦闘員のなりてなど、ないのである。
だから、さらってくる。ショッカーでは人間をとにかくさらい、体力のある者は戦闘員に、ない者を作業用奴隷に分類していた。戦闘員は簡単な改造と脳手術を受け、前線に送られる。
とある。このあとゲルショッカーとゲルパー薬の話になる(そのあたりは このエントリ の追記を参照)。
この本は、書くにあたってしっかり確認しているんだなぁと思わせる記述が随所にあって、信頼がおけるものと私は思っている。なのでこの件――体力の有無に依る分類と改造・手術の描写もまた、実際に劇中にあったのだと思う。
で、「権威も責任も下へ」、「何故、無責任体質なのか」、「無責任体制はリクルート*2に由来する」と続き、
p28
偉い奴ほど、手がかかっているのだ。となると、1度や2度の失敗を責めて処刑してしまうのはもったいないということになる。
というわけで、怪人や幹部の失敗はある程度許されても(幹部は概ね12回ほど許されるようだ)、戦闘員の失敗はすぐに叱責されるということになる。