2005-05-01
■大学の友人が帰っていった
子供達と目一杯遊んでもらった。
■真月譚 月姫
id:rahorahoさんのコメント 4/25の日記
真月譚は間とか空気を大事にしすぎましたね
耳を澄ますとぴちょーんと水の音が聞こえる感じ
僕はそんな悪いと思わないんですが
まぁ、評判は良くないですよね(^_^;
評判良くないんですか。まぁ、他人の評判など全く読まない・目にしない・気にしないのでいいんですが……。
とにかく最後まで一気に見させるだけの出来ではあったと思ってます。
ディティールの精緻さと雰囲気で訴えかけるタイプと認識しました。
2005-05-02
■水柿助教授の逡巡 を大体読んだ
この本は小説。
どの辺が事実なのか? とか気にして読んではいけない。全てはフィクションであり事実とは関連が無いのだ。
「この映画は事実に基づいて構成されました」とあっても脚本が書かれた時点で、それは第三者によって書かれたフィクションでしかない。
「水柿」って「森」という漢字を変形させて読み替えたのだな、と今さら思った。
■色々と
ストーリーが動き出して面白くなってきた。
夕維は美夕と違って涙を流して泣く,笑うなど表情豊かに描けるので、読んでいて楽しい。
「のだめカンタービレ」新刊で一気買いする勢い。半分買った。
「せんせいのお時間」BOで一気買いする勢い。あったものだけを買った。教訓。105円棚のチェックを忘れずに。うっかりすると105円棚にあるものを半額で買う羽目になるので。
「最新刊1冊だけ手元に残して新しいの巻が出たら前のを売っていく」スタイルで読む作品をもうちょっと増やして、本棚をやりくりしよう。
5月購入予定のコミックをチェックする。新刊6冊の予定。
2005-05-04
■CSでモンキーターンをやっている
青島も澄ちゃんもかわいいのぉ。
■いつか猫になる日まで を読んだ
初めて自分の小遣いで買った本が、新装丁で復活。
購入。読了。
しかし、イラストの四位広猫さん(ブラックキャットシリーズIIIからイラスト担当)。チェックメイト(ブラックキャットシリーズIV)を見た時に、ずいぶん絵柄変わったなぁと思ったら、こちらでは昔の絵柄に近いじゃないか……。
チェックメイトも前の絵柄の方が良かったー。
もう10回以上読み返しているので内容的には新しい発見とかはなかったけど、イラストが変わったことで脳内ヴィジュアルはずいぶん変化した。
■のだめカンタービレ大人買い
3連読……。
2005-05-05
■わたしもさっそく
NAKAさんの処で仕入れた情報。webコバルトに『いつか猫になる日まで』新装版の表紙イラストを使ったPC用壁紙があるということなので早速ダウンロードしてみたのだった。
素研管理人の雑録
を読んで、私もさっそく壁紙変更した。
でも、こういう「心の一冊」みたいな本があるのはきっと幸せなことなんだろう。読む度に色んな思いが蘇るから。
素研管理人の雑録
にも共感。
この本は、間違いなく、私にとって「心の一冊」なのだろう。
■そして夕食を準備することに
のだめカンタービレをカミさんに奨めた。4時頃に読み始めた。
これで6時間ほどカミさんは置物の様に、役立たずになることが決定。
ということで夕食は自分で用意。
■千客万来の終焉
義父,義母が今日帰って、明日からはまた日常が始まる。
2005-05-06
■新井素子 あれこれ
id:akaponさんからコメントをいただいて、新井素子研究会をのぞかせてもらった。
小説で未読なのは「チグリスとユーフラテス(新井 素子)」と「わにわに物語」ぐらいか。「チグリスとユーフラテス」は、この休暇中に読みたいと思っていた。
自分で買った本とカミさんが買った本をあわせると、結構な量になる。
が、微妙に好みの作品がズレていて重複があまりないのが不思議。
今では誰でも知っているカプチーノだけど、「グリーン・レクイエム (講談社文庫)(新井 素子)」が書かれた頃にはまだマイナだったと思う。
大学時代、ちゃんとした喫茶店に入(る羽目にな)った時、メニューにカプチーノがあるのを見つけて頼んだら、シナモンスティックがちゃんと付いてきたのが、妙に嬉しかった。
大学時代に「おしまいの日 (新潮文庫)(新井 素子)」を授業中に読んでいて(おい)、怖くなってじっとしていられなかったことがあった。
そんなわけで、「グリーン・レクイエム」も「あなたにここにいて欲しい」も映画を見た*1のだけど、「おしまいの日」は今もちょっと見る気が起きないのだ。
■五人姉妹 を読んだ
こわい。あいかわらず、こわいストーリィを書く。
流麗な文と、美しい情景。けれど、こわい。
それはhorrorではなく、terrorでもなく、きっとaweなのだ。
こわい、でも作者のあたたかく見つめる目が感じられる。
「箱の中の猫」、途中「ほしのこえ」テーマか? などと思って読み進めていったら、最後の1文で奈落に突き落とされた。
その1文、そこに行き着くための作られたSFマインドにあふれる舞台は素晴らしかった。けれども主人公にとっては……。
頭から血の気がすぅと引いていくかと思った。呼吸を止めてしまった。
短編にある切れ味。それを堪能できる、まさに『珠玉』。
■漫画喫茶
本当は7巻まで読み切りたかったのだが、誰かが5巻を持っていっていた。
全員がアンハッピーでメロウなところが珍しい。続きはまたの機会に。
のだめカンタービレに触発されて、再読してきた、吉住渉の初連載作品。
んー。今読むと短い連載のわりにメインキャラが4人もいるせいで話の運び方が中途半端。
恋愛関係をストーリーに組み込まない方が実は面白そうだけど、少女漫画のフォーマットからはみ出してしまうのでできなかったのだろうなぁ。
次の「ハンサムな彼女」は長い連載に支えられたおかげで、映画関連の話と恋愛関係の話が両立できていて、結構面白かった(1年ぐらい前に一気に再読した記憶あり)。
連載時にリアルタイムで読んでいたのだけど、ストラディヴァリを初めて知ったのはこの漫画だったな。今読むとアマティの名前も出てきているのに気づくのだけど、そっちの方を知ったのずっと後の話……。
6巻まで読んできた。漫画の方を読むのは初めて。
アニメの方はCSで何度も何度も放映されているけど、何故か最終回を見られない。
単純に忘れたり、残業で帰れなかったり、実家に帰る日と重なっていたりで全然縁がないのだった。
*1 ビデオでだけど
2005-05-07
■CDプレイヤ(3連装チェンジャ)壊れた
1度入れるとイジェクトスイッチでCDが出てこなくなる。
トレイに指を引っかけて引っ張ってやらないと駄目〜。
もうほとんど(というか全然)使ってないからなぁ。
■Sonyの省電力技術
1GBのiPod shuffleに入っている音楽を聞くのに、一度の充電では聞けないというのはよく指摘される笑い話だが、
大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」
予想された事態だったので、私は512MBのモデルを買った。
それはともかく、Sonyのこれらの製品群の長時間連続再生はiPodユーザにとってはすごく魅力だ。電池の持ちが、iPod最大の弱点だと私(iPodとiPod shuffleユーザである)は思っているからだ。
「次」はiTunesとの連携にこだわらないで製品選択をするかもなぁと、考えてしまった。
■黄色も入れれば
GW中は千客万来でネットに繋ぐ時間もままならず、kamisamasedoriさんの日記とか、ごく一部のサイトだけ斜め読み。
私は幼稚園の頃から不思議に思っていたのである。『い』を付けるだけで形容詞(いや、こんな言葉は幼稚園児の私は知らない)になる色が、『赤い』『青い』『白い』『黒い』だけで、他は『みどりい』なんて言葉にならないのは変だな、と。『ちゃい』ならどおくまんの墨塗りだし、『ももい』ならアンニュイなポーラSK2だ、と。
せどりintelligentsiaにおける高慢と偏見
を読んでいたのだけど、今日道を歩いるとふと「あ、あれって五行に対応した色じゃん」と思いついた*1。
んで、家に帰ってもう一回読み返してみると、
確かね、ここで中国の『朱雀・青龍・白虎・玄武』のことにも触れてたような気がするが忘れた。あとで読んでみようか。
せどりintelligentsiaにおける高慢と偏見
と書いてある。この部分は読み飛ばしてしまったらしい。
「黄色」→「黄色い」と麒麟を含めれば、まんま五行に対応するじゃないか。
*1 こういうのは頭で考えていない時にふと頭の中に降りてくるものだ
2005-05-09
■ラフマニノフ
まだまだ尾を引いているのだめカンタービレ。
今日はラフマニノフのピアノ協奏曲(コンチェルト)の2番をCDで買ってきてしまった……。
2005-05-10
■何かあった?
昨日今日と、「アンデスの正餐」とか「ドナー・パーティー事件」とか「生きてこそ」とかの検索で来る人が増えているような?
何か事件でもあったのかしらん。
↓カニバリズム関連ならこちらの記事に詳しい
↓私の日記のその関連のエントリはこちら
http://blog.quintia.net/20050129.html#p10
http://blog.quintia.net/20050129.html#p02
http://blog.quintia.net/20050510.html#p05
■今気が付いた
このタイトルはメンデルスゾーンからの借用だったのか。
面白いミステリィだった。
最終話の1つ前にど〜んと重ーい話を持ってきつつも、全体としては爽やかな印象が残るという妙。
まぁ、短編では重いままで終わることも多いんだよなぁ(雪女のキス―異形コレクション綺賓館〈2〉 (カッパ・ノベルス)(井上 雅彦)収録作とか)。
■ケイゾク/裏設定 を読んだ
ケイゾクはかなり気に入っているドラマだ。いや、唯一好きなTVドラマだ。
まだ通して1回しか見ていないので、全然気が付いていなかった伏線がいっぱい書いてあった。
もう1回見てから読むんだった……。
とはいっても、ちゃんと「特別編」や「映画」までフォローされているし、監督やプロデューサなどに結構取材もしてあって面白く読めた。
そういえばケイゾク/雑誌ってBOで見かけたことないなぁ。
持ってるからいいんだけど。
■オカルトとえせオカルト
オカルトのキーワードリンク参照。
『欧米の反近代科学的な知識体系(占星術、錬金術など)を指す本来の用法』の方を(私は)オカルトと呼ぶ。
最近TVを賑わせている霊媒師だとか催眠術師の様なモノを(私は)えせオカルトと呼ぶ。
『科学的な根拠のない迷信の類を指すときにも使われる』ケースとしてオカルトという言葉は(私は)使わない。
■「仕様は永遠に変わらない」なんてことはありえない……はずなのだけど
でも、日本のお客様は、一度手にすると二度と仕様が変わることを望まない。
わんこ日記(2005-05-03)
導入前はあれこれ仕様変更を要求してくるけど、一旦稼働してしまうと――たとえより良い選択肢が見つかったとしても,あるいは,回りの状況が変化して最良の仕様で無くなってしまったとしても――お客様は仕様が変わることを望まない。
と捉えればいいのかな。
確かに、色々身に覚えはあるけれど……。
エクストリームプログラミングなんてのはこの方法ですが、この方法は規模が大きいプログラムに対しては修正ループが指数的に回転数を増してしまい、効果が無いことも知られています。
未来のいつか/hyoshiokの日記 - 正しいものを作ることと正しくものを作ること のコメントから
修正に対する変更点について、メンバ全員が把握できる(共有できる)程度の規模でないと駄目なんだろうなぁ。
雑感だけでした。
■FireFox脆弱性
さらにこの記事によれば、、software installationを許可する"allowed site"のリストから、update.mozilla.org とaddons.mozilla.org 以外を全て消しておくとよさそうです。
スラッシュドット ジャパン | Mozilla Firefox1.0.3に最高レベルの脆弱性
とりあえず、allowed siteをチェックしてクリアかけた。
2005-05-11
■クラシックのチカラ
今日は音楽でも聴きながら読書を――、と思いこの間買ってきたラフマニノフのピアノ協奏曲2番をセット。チャイコフスキーの1番が後の方に入っているCDだ。
こちらは超メジャーなので聴きながら本を読めるだろうと思っていたら……。
すみません。クラシックをなめてました。
すごい演奏だった。本なんて読めない。
真面目にクラシックに向き合ったことが無いことを痛感。
終わってからもしばらく心臓がバクバクいってた。
で、気を取り直して、なじみのCDをかけつつ読書開始。
を読了。相変わらずな作風でどうにも言葉にならない読後感。
ただ、このシリーズでは初めて「もう1回読まなければ」と思った作品だった。
つまり――このシリーズで唯一「面白い」と評価するに値するということ。
次は、
C++の勉強はしたことがないので、何か1冊読もうと思って買ってきた。
まだ読み始めだけど、まぁ退屈しないで読めそうな感じ。
ただ、この本はC言語が判っていない人は読めません、と書いておこう。
2005-05-12
■アンファン
MADLAXに出てくる"アンファン"は、ドイツ語のanfang(はじまり)なのか、フランス語のenfants(子供達)なのか?
ever17をやっていたら「anfang」という台詞が出てきて、これはドイツ語なのでちょっと気になって確認してみた。
アンファン・テリブルの用語で有名なので、フランス語の方かと思っていたがさて?
まぁ、この先見ていくうちに判るか、もう1回見直した時に気が付くだろう。
ネタバレするのが嫌なので特に検索したりはしない。
追記
別にネタバレはないだろう。サウンドトラックに、Enfant という曲があるので、アンファンはフランス語の"子供"ということか。
■起業バカ を読んだ
明日までかかるかと思ったが、案外早く読み終えてしまった。
内容は前述の通り「世の中そんな甘くない。起業の数ほどワナがある。」につきる。(これは裏表紙に書かれている言葉)
起業しようとすればそこに付け入ってくる連中が有象無象いる。
フランチャイズ,銀行,投資家,大企業,闇勢力……。
そういった実例をこれでもかこれでもかと書きつづった本である。
あとはちょっと気になった所を引用する。
p129
すべてのFCは本部だけが勝つ
フランチャイズチェーンについて的確に示した文だと思う。
他の本やらなにやらで軽く知ってはいたけれども相当にすごいらしい。
それでもその実態が中々出てこないのは、
――3000万円の使い途は?
「これは公にはできないんですよ、守秘義務があって。ずっと公にはできないんです、契約内容も……」
p156。コンビニFCに3000万円つっこんだ人の言葉。
守秘義務があって実情を公表することができない。最初に交わした契約がそうなっている。おそらく公表したら相当金額の訴訟が待ち受けているのだろう。
「一度契約を結んだが最後」というフレーズが何度も出てくるのが印象的だった。
p225 敗因 持ち株比率が少なすぎた
資本金1000万円のうち300万円しか準備できなかった
って、それは「持ち株比率が少なすぎた」のが敗因ではなくて「株式会社を作ろうとした」オプションがそもそも間違いなのでは?
足りない700万円を他人から出してもらったせいで経営権が握れなくて、会社の舵取りができないまま「会社を潰す」と脅されたというオチ。
p242 モバイル・インターネットキャピタルの西岡社長の言葉。
重要なのは機会平等なのに結果平等とハキ違えている。
日本ではベンチャーが育たないという件(くだり)で出てくる言葉。
シンプルかつ的確な指摘だ、と思った。
■ちょっと気になった表現
この世に存在するビジネスの業種分布をわかりやすくまとめたもの.. - 人力検索はてな
http://www.hatena.ne.jp/1115862269
「インターネットの出現」ってわりと目にするフレーズだけど、なんか、「ある時突然インターネットなるものが現れた」様なイメージを想起させるのは気のせいか?
実際にはそんなわけはなくて「徐々に発展してきて今の形態になった」のだから、「インターネットの出現によってこれまでの社会とどう変わったのか」という問いは無意味だと思うのだけど。
■ナイーヴ
読書中。「起業の数ほどワナがある。」という内容の本。
内容については読了後に書くとして、タイトルが「Naive Enterpreneurs」なのが気になった。
手元の研究社の辞典でnaiveを引くと、
1 (特に若いために)世間知らずの; 単純[素朴]な; 純真[うぶ]な; だまされやすい.
2 (特定の分野に)未経験な; 先入的知識のない.
3 〈考えなど〉単純な,甘い,素朴な.
という感じ。なるほどあまりいい意味では無さそうである。
Webster(http://www.m-w.com/)で引くと、1番に「素朴な」の意があって、2番に「知恵や判断力に欠ける」の意がくる。
■MADLAX Vol.5 を買った
うーん。コンピュータシステムへの侵入って、小説・漫画・アニメで描こうとするとどうしても判りやすい形になって、それがすごく嘘くさくなってしまって好きじゃない。
攻殻機動隊(漫画も映画もOVAも)では反対に、リアリスティックを捨てて、嘘くささ100倍増しにしてぐいぐいとヴィジュアルで押してくることで、逆にリアリティが生まれているように思う。今のコンピュータシステムの延長上に無い世界を見せられているんだという錯覚を覚えるのだな。
9話のエリノア、メイド服の下に水着って、そりゃ卑怯。(意味不明)
■人間に動物を飼う権利があるなどと考えてはいけない
下で引用したページ。思ったよりも深い論が展開される。
人間に動物を飼う権利があるなどと考えてはいけません。動物を飼うということは、市民としての当然の権利ではなく、結果に対する責任を伴う行為です。最後まで責任を持てないかも知れないなら、「飼ってはいけない」のです。
院長のコラム/アライグマ問題を考える
『最後まで責任を持てないかも知れないなら、「飼ってはいけない」』はよく聞く言葉だけど、『人間に動物を飼う権利があるなどと考えてはいけません』という言葉を枕に出てくるのは初めて見た。
この流れで論を展開すると、『最後まで責任を持てないかも知れないなら、「飼ってはいけない」』の言葉が強い意味を持つ。
この節は頭にとどめておこう。
根絶を目指した行為の行き着く先はおそらく、膨大な費用の恒常化と、それでも駆逐できない事への人間側の敗北感と、さらに重要なのが「命の大切さ」という言葉の信憑性の低下です。
院長のコラム/アライグマ問題を考える
これも、重い。
人間の生活圏を守るという目的で、害獣を薬殺を繰り返す社会の中では確かに『「命の大切さ」という言葉の信憑性の低下』は免れないだろう。
その中で子供達に「命の大切さ」をどう説くか?
「命は大切です」という言葉は真理などではなく、社会の作った共同幻想,約束事でしかない。
でも、この共同幻想が壊れていく社会は見たくない。
■確かにかわいい
写真を見ると確かにかわいい。
WANTEDの文字なんかよりも、畑を荒らしている写真とかが良いのでは?
と思ったが、人間への直接的な被害などもあるらしい。
アライグマはアニメの「ラスカル」によって人気が出た、北米産の動物です。かわいい顔をしていますが、気性は激しく、ペットとして飼い始めて成獣になると手に負えなくなる例が多く見られます。
院長のコラム/アライグマ問題を考える
ラスカルという言葉は“ならず者”という意味です。ラスカルを飼っていたスターリング少年も、小説では最後は手に負えなくなって森に帰します。
で、ちょうど今(?)害獣として指定されようとしているところのようだ。
上で引用したページは、
何より悪いのは、生物としての理解もせずに、輸入をし、飼育し、逃がした人間です。
院長のコラム/アライグマ問題を考える
アライグマを害獣として考えようとするとき、そこには「アライグマは加害者で、人間は被害者」という論理が見えます。
それは間違いです。 本当は、「人間こそが加害者で、アライグマこそが被害者」なのです。
包み隠さず、自分達を正当化せずに、率直にそう述べなければなりません。
殺すとしても、人間はアライグマに謝罪しながら殺さなければなりません。汚名をアライグマにきせ、自分達の正当な行為として殺そうとするのは、人間自身の良心と理性を踏みにじる行為です。
害獣という言葉自体も、もとをただせば、人間が自分達の都合によって、人間の存在と関係なく生きている命に対して勝手に付けた、自己中心的な呼び方です。
と続く。
「害獣」というものについて考えましょう、ということか。
2005-05-13
■Ever17
1回目は何も見ずにとりあえず読み進める。
空ルートに行ってるのか、つぐみルートに行ってるのか判らん。
あー、空のイベントを見てると、これはグレック・イーガンの
あたりに通じるネタだなぁ、と思った。
■世にも無謀なコンピュータ
- MB EPIA-M10000 mini-ITX(http://www.viavpsd.com/product/epia_m_spec.jsp?motherboardId=81)
- ケース LUPO段ボールケース(http://www.lupo.co.jp/develop/ccpc/ccpcbox_main.html)
- 電源 ヤフオクで手に入れた、ベアボーンケース(Asus TerminatorK7)から取り外したファンレス電源(150W)。
- メモリとHDD 普通にパーツショップから購入。
- 光学ドライブ インストールにしか使わないのだから安いCD-ROMでいいものをなぜかまがさして買ってしまったDVD±RW。
で、組み立ててみる。
入れられるHDDは2.5インチ仕様なのに、買ったのは3.5インチなので3.5インチ外部ドライブの所に無理矢理入れてみる。
電源は形とか全然合わないので、ソケットの部分だけネジ1本で留めて、電源部はただ置いてあるだけ。
DVD±RWドライブはまだつなげてない。(IDEケーブルとか電源の延長とか買ってこないと)
結果はこれ。
ケースをしめるとこうなる。
HDDがはみ出いるのがご愛嬌。そんでこのPCはもう縦におけない。HDDが落下するので……。
電源ボタンもないので、ケーブルを入れることで電源ON。
ウチにはCRTが無いのでS端子からTVに出力。
わははははは。格好悪ーい。
ファンはEPIAのCPUファンのみだけど熱とか大丈夫なのか?
そのうち温度計とかファンコン付きの8cmファンとか買う羽目になるのか?
……玄箱+HDDの方がよっぽど役に立つわー!
■さくらハイツ102 と エレメンタルジェレイド サントラ が届いた
Amazonから届いたー。
ハッピーエンド……なのか? これ。
2人でちゃんとつきあっていけるのかすごーく不安なんだけど。
まぁいいか。
梶浦由記にしては珍しくシンフォニックな音作り。
「強く印象に残る1曲」が無かったのが残念。
他にも色々届いたけどそのうち……。
2005-05-14
■起業バカ 再び
時間が経って色々考えていると、
世の起業本の多くには「夢を実現する」などと、それこそ夢のようなことが書いてあるが、自分のことを第一義に考えた企業に、顧客などよりつくはずもない。
の1文(p249)が、この本の論旨に一番ふさわしいと考えるようになった。(企業の部分のボールド修飾は私によるもの)
起業する前は1個人なのだが、起業した後は「企業」なのだ。
「個人」に属する夢と、起業の結果として生まれる「企業」の間には、深い深い溝があるということを、この本は告げているのだ。と思う。
前のエントリ
2005-05-15
■θは遊んでくれたよ を読んだ
探偵が解明するのは謎ではない。
不可解に思えること,合理的な説明のつかないこと,あるいは関連性がなければならないはずなのに関連性が見つからないこと。『それ』をなんと呼ぶべきか? 命題にすらなっていない問題、科学の第一歩は『それ』を探し出すところから始まる。
話がそれた。
探偵は『それ』に対して仮説を披露する。それは自分が,あるいは周りの登場人物が、あるいは読者が納得できる1つの仮説。
だが、その場面よりも前にその仮説は別の者によって示唆されている。
その仮説は、周りの登場人物,もしくは読者に対して――あるいは読者のために――示されたもの。
物証は後から追いついてくる。
仮説は真実味を増す。
だが、読者には呈示されない『それ』が存在する。永遠に呈示されることはないであろう。
そういう話。
追加:
作中、答えは判るが回答が示されないなぞなぞが1つあるけれども、これはその答えを辞書や事典で調べてしまえば簡単に回答にいきつく。(いちおう気をつかって文字を隠してみました。選択すると読めます。)
2005-05-16
■牛乳が15本
生協の宅配を使っているのだけど、WWWでの注文で入力間違えて牛乳が15本届いてしまった。
どうしよう……。
■あーこういう仕様なの
下のエントリで、ハチミツとクローバーや彼氏彼女の事情のキーワードリンクにならない様に、
土曜日に漫画喫茶にいって[]ハチミツとクローバー[]と[]彼氏彼女の事情[]の残りを 一気読みしてきた。
って書いたのだけど、こちらからのリンクが作られないだけで、
http://d.hatena.ne.jp/keyword/〜
にはしっかりこっちのページが入ってしまうのかー。
「記述はしたいけど被キーワードリンクが要らない」記述の仕方は無いのかなぁ。
■乙一と冲方丁がDEATH NOTEで対談している
デスノートの特集で乙一と冲方丁と西島大介が対談をしている。
デスノートのことはおいといて、
「マルドゥック・スクランブル」のカジノ・シーンの緊迫感は「DEATH NOTE」に負けないですよ!
の言葉に、おぉ! と手を打ってしまった。
「マルドゥック・スクランブル」は2003年度自分的最優秀小説なのだけど、確かにDEATH NOTEにはあの緊迫感に通じるものがあった。
……もちろん、「マルドゥック・スクランブル」にはとうてい敵わないのだけど。
■バタフライ を読んできた
土曜日に漫画喫茶にいってハチミツとクローバーと彼氏彼女の事情の残りを一気読みしてきた。
が、どっちも1冊足りなくて読めなかった巻があった。
ということで今日も漫画喫茶に行ったけど、やっぱり読めず。適当にぶらついていて目にとまったものを読んでみた。
よくある幽霊退治ものかと思ったがちょっと違った。
幽霊の設定が、秀逸とまではいかないが、主人公の兄が自殺したという話に絡んでよく活かされてると思った。
忘れない内にこうやって書いておかないと、タイトルを忘れそうだったので書いておいた。
■θは遊んでくれたよ 雑感
読み終えて1日経ってからの雑感。
Gシリーズを読み始めていない人のためにネタバレは一切なしで。
今のところ、探偵役(事件を解決方向に持っていく人)と解説者(読者を納得させるための種明かしをしてくれる人)が、明確に分かれている。
解説者は言う。
一つ注意をしておきたいことがあります。これは、事実ではない。
単に、こう考えれば不思議な点がない、というだけのこと。
で、邪推するのだ。
このシリーズ、いつか、探偵役が導き出した論理的仮説と、解説役が導き出した論理的仮説が食い違うことが起きるのではないか?
本作の表紙で本文から引用された文は「物理的な証拠が、仮説を少しずつ揺るぎないものにしていくだろう。」だ。
どちらの仮説が正しいのか? というミステリィが今後書かれるのではないかなぁ、と思った。
そしてその後で、そのどちらでもない事実が、ポンと飛び出してくるような、そんな話が見てみたいなぁ、と。
2005-05-17
■ザ・チャイルド を観た。怖かった
あっはっはー。
サスペンスだと思って見始めたけど、これはサスペンスじゃなくてホラーだったわ。
観ている途中でチェックしたら、
に収録してあった。(77年アボリアッツ国際ファンタで批評家賞を受賞したそうで、隠れた名作ってやつですか。)
アンファンテリブルものと思っていたけど、厳密にはそうではないのかもしれない。出てくる子供達は特に非凡な才能とかを持っているわけではなくて、ただあるのは伝染する殺意だけ。
『鳥』や『night of the living dead』の変奏曲ともとれる*1けれど、リヴィングデッド(ゾンビー)よりも遙かに怖い。何がって、自分が生き延びるか子供(自分の子供だったりするし!)を殺すのかという選択を、島の大人達や主人公夫婦が突きつけられるところ。
そういう意味で、原題英題の「WHO CAN KILL A CHILD?」の方がその怖さを如実に表しているし、島の人が味わったおぞましい感覚も伝わってくる。
それは、恐怖だけではなく、絶望――。
「子供を持っている人は見ない方がいいかも」と何かの本に書いてあった様な気がするけど、そこまでではなかった。(追記:ガセ。この映画ではなかった)
ただ、妊婦の方は見ない方がいい……かも。
追記
が出ています。どちらか一方を買うとしたらこちらの方がオススメ。
■Blue-ray
あー、そうか。SonyはPlayStation3に搭載するって戦略(?)が取れるのか。
■悠理
「悠理(ゆうり)」は男性名だと思いますか? 女性名だと思いますか?
http://www.hatena.ne.jp/1116298222
http://www.hatena.ne.jp/1116298262
二つの質問のちがいは回答の年代。
悠理といえば有閑倶楽部の主人公6人組の筆頭、剣菱悠理の名前を思い出す。
だったかな? 悠理の名付けについて「性格が男勝りなので名前もその様にした」という旨のインタビューが載っていた。つまり「悠理は男の名前である」という前提になっていて、気になっていた次第。
ちなみに、名付け辞典の類を見てみると、女性名の方がやや多いか? という程度であまり大差はなかった(多分統計的に有意な差は無いだろう)。
で、結果の感想は「『男性名』だとする人は私が思っていた以上に多かった」としておこう。
この質問の問題点は、悠理が男性名だと"知っている"から男性名orどちらでもよいと答えた人と、男性名だと"感じた"から男性名orどちらでもよいと答えた人の区別がつかないこと。
■使い始めてもいないのに壊れた
http://blog.quintia.net/20050513.html#p02
で作ったマシンに、さてOSをインストールしようかと思ったのだけど、何度か電源を切ったり入れたりしているうちに、何も反応が無くなってしまった……。
電源が逝ってしまったのか、MBが逝ってしまったのか……。
いや、USBにつなげているマウスのLEDが点灯しているのだから、MBの方か……。
はぁ。
*1 night of the living deadとはオチも近いし
2005-05-18
■空間と時間の組み合わせ問題
「鳥山明風コマ割り」が瞬時に、の方はとりあえずどうでもよくて(なんて言っちゃいけないか。面白そうなアイデアではある。けど自分の持ち味を出さないとプロとしてはやっていけないと思うんだが)、それよりもこちら。
同時に作る料理名や、作業人数、作業台、まな板の数などを入力すれば、最適・最短の手順を導いて
くれるソフト!
空間と時間の組み合わせの最適化問題に帰着するわけだな。
これはよい。是非製品化されて、うちのカミさんが使えるようになってくれれば。
料理の腕が悪いわけではないけど、手順と効率が悪すぎるんだもんなぁ……。
■息抜きに トゥインクル☆スターシップ などを
昨日のザ・チャイルドに、ever17の全滅エンドと、過剰に精神に負担のかかる生活だったので、のほほんと息抜きするために、
を読んだ。
私は番外編は好きではないので特に感想なし。
のほほ〜ん。
■ever17
総プレイ時間11時間40分,到達エンディング数1/11。
■エマ
こちらもやっと残り全部読めた。さすがにアニメになるとちゃんと入荷するのだね。 > 漫画喫茶
やっぱり細かい部分の描写がすばらしい作品。
2巻あとがき
某グラナダTV「シャーロックホームズの冒険」DVDを買ってしまったのですがキャプチャーのしがいがありすぎてどうしたらいいでしょうか
いいなぁ。うらやましいなぁ。
やっぱシャーロックホームズの映像化といえばこれでしょう。
■ハチミツとクローバー
やっと既刊分全部読んだ。
あぁ、この年(32才)だから面白いと思って読めるけど、10年前だったらずいぶんイタい思いで読んだだろうなぁ。
自分の視点はどっちかというと花本先生寄りだと今日認識したしだい。
こう
青春再放送?
みたいな……
わからない
本当に好きなら幸せを祈れるはずなのに
私は
さっき
車の中で言われたとおり
ほんとは……
こわれちゃえばいいって
ずっと……
いいねぇ。私は山田さんのファン。
2005-05-19
■決めた
療養休暇の残りの期間、プログラミングの勉強はしない。もっと別の勉強をする。
■蒼のサンクトゥス むこうぶち を読んだ
純粋な子供の周りに底意地の悪い大人達、という図式はお手のもの……ってとこか?
カバー背景の写真がきれい。
原作者の方は無くなられてしまったが、まだまだ面白さは健在の様で良かった。
2005-05-20
■ever17
プレイ総時間 約21時間。エンディング 2/11。
システム的にもNever7より快適になってるし、話も深い。
さぁ、あとはサクサク行くぞー。
2005-05-21
■ever17
総プレイ時間30時間30分で、クリアエンディング数9/11。
最終シナリオのココシナリオ解放されたので、後はそれを見て、つぐみ空編エピローグを見るのみ。
最終シナリオの分量はきっととんでもないだろうから、月曜日はずっと専念する予定。
現時点での感想を書いておくと、2人の視点が用意されていているのだけど、その分Never7より展開のバリエーションが単純2倍なわけでその点はgood。で、現時点で、その両方を組み合わせて考えると???となる点がとても多い。これらは最終シナリオにもちこされているだろうから、最終シナリオへの期待はNever7の時と比べてより大きい。
後は最終シナリオの出来次第?
2005-05-23
■Ever17おまけ そして再び、Never7
Dreamcast版だけのお楽しみ、アペンドシナリオ。
ざっと見ていくと、Never7の優香Cureシナリオっていうのが目についた。
これはプレイせねば。
Never7のラストシナリオ、いづみcureシナリオはヒロインがいづみさんで、優香がほぼ置き去りなのが気になったので、優香でCureシナリオってのはぜひ見てみたい。
■Ever17 終ー了ー
「パーフェクトだ、ウォルター。」
って感じですか?
想像したとおりだったこと,想像を超えていたこと,想像だにしなかったこと。
ラストシナリオには、もう、完璧にはまりこんでしまった。
モザイクの1片1片はただのガラスの欠片なのに、全体として美しい模様を描くように。
スーラの点描の1点1点はただの原色の点なのに、全体としては美しい中間色を浮かび上がらせるように。
全てのシナリオにちりばめられたテキストが、壮大なコンテクストと化して怒濤のように押し寄せる。その流れに身を任す快感。
映画とも漫画とも小説ともアニメとも違う、『間』に浸ることができた。
2005-05-24
■まだまだ楽しみたい
購入。
追記 (2007/11/16)
上の本はプレミアがついてますな。
各ゲームショップで配布された予約特典のイラストが揃っているから?(ゲームショップごとに違う絵柄だから発売当時これをコンプリートしようと思ったら……)
■Ever17 を終えてつらつらと
昨日のエントリから移動してきた。
まぁ、ネタバレしないとは思うけど、未プレイの人は避けた方がよいかも。
Ever17は2人の視点を選べるようになっていて、そのへんがストーリィのキィになっている。これは取説ですでに「沙羅が武視点には出てこない」という1つの謎を呈示しているのでプレイ前から十分に予想できたこと。
「映画を観ている」つもりが、いつの間にか映画の世界がこちら側に浸食してくる感覚を味わうのは、これ。
cthulhu mythsファンのジョン・カーペンターの(今のところ)最高傑作ではないだろうか?
見終わった後に、結末の部分をよーく考えてみて、世にもおぞましいこの映画のメタな部分に思い至った時が、この映画の面白さを一番よく味わえる時。
反対に「小説を読んでいる」つもりが最後のオチであちら側に引きずり出される小説というのはいっぱいある。
ぱっと思いつくのは
これ。やっぱりそういうトリッキーなネタは短編の方があうのだろう。
どの話がそうなのかは書かないでおく。
このゲームは「視点」がとても重要なキーワードになるのだけど、小中千昭が自書の中でホラー映画にまつわる話を書いている。
ホラー映画ではお決まりとも言える場面がある。これから何か(幽霊でも殺人鬼でも)におそわれようとしている人物がいる。
(略)
その人物を、繁みの中からじっと見つめるカットバックが挿入される。それは、これから襲うもののPOV(引用者注:Point Ov View 主観映像のこと)であることを強調して、手持ちキャメラによってブレたりしている――。
こういう場面で、観客はどういう感情を抱くだろうか。「ああ、早く気がつけばいいのに。やられてしまうぞ」と、腰が浮くようなじれったい感覚になるのが普通だろう。これは映画のエモーションで言うなら、「サスペンス」と呼ぶべきで、「怖い」というものとは別の感覚なのだ。
幽霊と対峙し、恐怖の衝動にかられているキャラクターを描く場合に、幽霊の背中越しにキャラクターを写すアングル、ホラー映画ではおなじみだろう。やはりこれも、「やってはいけない」ショットなのだ。
などなど。ホラー映画において、徹底して「恐怖を感じる人物」の主観視点から外れたショット(幽霊などの視点や、第3者的な視点)を、その映画を「怖くないもの」にするとして排除するべきだという論だ。
Ever17は恐怖作品ではないけれども、主観視点を駆使して作り上げた作品でどことなく共通な匂いを感じてしまった。
上で引用した、そんな小中千昭のホラーに関する思いが詰まった恐怖映画の解題本はこちら。
「リング」「呪怨」など有名ホラー作品群の先駆というべき「邪願霊」の脚本家。ウルトラマンティガにcthulhuを持ち込んだ脚本家。異形コレクションにたびたび召喚される作家。そんな小中千昭の小説集、
はプレミアが付いてるね。発刊時に買えて本当に良かったと、思う。この本に収録されている短編「夜はいくつの目を持つ」にはこうある――。
目と目の間にはね、第三の目の痕跡がある、という話もあるんだよ――。
それは「視点」にまつわるホラー。
■語の末尾の長音
「メモリ」「メモリー」 「スキャナ」「スキャナー」 「プリンタ.. - 人力検索はてな
http://www.hatena.ne.jp/1116841180
自分の場合、もともとコンピュータ畑なので、最後の長音を使わない癖はあったけど、森博嗣さんの影響でそれがさらに助長された感じ。
とはいってもさすがに「カバー」のことを「カヴァ」と書くことはないので、森先生ほど一貫しているわけではない。
2005-05-25
■モンキーターン
CSでやってたので見てる。
SG初出場,準優出の勝負掛けで、桐口(父)のダンプをかわすシーン!
格好いい。
本当にCGがよくできてる。
来週も見ないとねー。
■玄箱2台目を買う前に
ioPLAZA:YouTubeプレーヤー RockTube | ユーチューブプレーヤーロックチューブPC周辺機器 IO DATA 通販 ioPLAZA
こいつのニュースを目にしていればもう少し待ったのに!
■しおんの王 2巻を読んだ
今月出版されることを見落としていて、今日買いに行った。
ヒカルの碁が出た後で、いくつか将棋漫画もでたけどこれはピカイチ。
サスペンス要素もあるけど、対局の緊張感がよく描けていて引き込まれる。
ヒカルの碁といえば「神の一手」がキーワードだけど、碁は「神のゲーム」とも呼ばれているらしい。
誰がそう呼んでいるのか?
それはコンピュータエンジニア*1。
初手だけで19×19=361通りで、次の手は360通り。たった2手で361×360=129960通りもある*2。
状態遷移ツリーがとんでもなく大きなものになってしまう。
しかも、「部分で最適な手を指しても全体の最適にならない」ことが多い。
チェスや将棋に比べて、コンピュータが強くなれないのだ。
ゆえに「神のゲーム」。
チェスはコンピュータが強くなったことからも判るとおり、研究がとても進んでいて人vs人の対局でも「お互いが最善手を打っていくと引き分けになる」という状況になっているのだそうだ。なので現在ではゲーム性が変化して「最善手を捨てて勝ちを取りにいく(相手のミスを誘う)」差し方が主流になりつつらしい*3。
ルールが変わらないのにゲーム性が変化するというのも面白い話ではある。
■ネット詐欺 というか 架空請求
私の友人(パソコン初心者)が、ネット詐欺にひかかったそうです.. - 人力検索はてな
http://www.hatena.ne.jp/1116942061
「簡易裁判所からの呼び出し状がこない限りは」と付け足しておく必要がある。
ただ、こういったケースでの少額訴訟ですでに判決がでている。
判例がでたのでこの手段が取られる可能性は低くなった。とはいえ、一応知らせておく必要があるのでは? と思った次第。
■日記から検索
←サイドバーにある「日記から検索」モジュール、機能が増えているぞ。
■オンライン百科事典
時々百科事典を引きたくなる。本当に時々なので年いくらで契約をするのはちょっともったいないと思っていた。
で「ときどき利用コース」というのを見つけた。BitCash,WebMoney,DigiCoinを使って100円で1ログイン,6時間利用できるということ。
これはちょうどいいサービスだ。利用するのは多分月に1〜2回あるかないかだから。
ということでWebMoneyカードを買ってこよう。
一応書いておくけどWikipediaの存在は当然知っている。
■絶対に完成しないジグソーパズル
オフショア開発には関わり合いが無いので記事の大部分を斜め読みだけど、「絶対に完成しないジグソーパズル」の例えは上手いと思った。
その通りで、全体の絵柄が判らない状態で、「この辺を作って下さい」と指示されても困るのだよなぁ。
その辺はオフショア開発であろうとなかろうと、起こりうる(というか現場では起こっている)事態なわけだ。
2005-05-26
■Ever17 最後のお楽しみ
これで本当に最後かな?
DreamCast版のみのお楽しみ。CDプレイヤーでかけた時の警告メッセージを聞いた。
……もしも、これからDC版をプレイしようとする人がこれを見ていたら(まずありえないが)、忠告しておきましょう。
ゲームを始める前に1回聞いておいてください。
そしてココ編シナリオを終えてからもう1回聞いてみてください。
以上!
■ザ・チャイルド また観た
DVDと勘違いしてビッドしてしまったVHS版。
持っていてもしょうがないのでオークション行。とりあえず状態確認のためしかたなく観た。
――のだけど、やっぱりこれよくできてるなぁ。
ずっとソフト化されなかったのはやっぱり権利関係なのだろうか。早い時期にソフト化されていれば、もう少しメジャーな*1作品になっただろうに、惜しいことをしたもんだ。
初見の時のエントリはこちら↓。
■今週のハヤテのごとく
いやぁ、やはり
首都警特機隊(ケルベロス)
ご用達の武器は
火力が違う
そんな組織がある世界なのかよ!
収録の「紅い眼鏡」「STRAY DOG」や、
ね。
■パスワードはメモしておけ
大旨、同意。
私もパスワードはメモして、サイトごとに別のものにしている。
ただしパスワードそのものをメモしているわけではない。「Mの17番」とか「31番@付きで」とか「19番+17番!無し」とかそんな言葉を書いている*2。番号→パスワードの対照表を頭に入れる。
普段からよく使うものは記憶してしまうし。
■スパイラル 途中まで読んできた
タイトルから推理ものだと思いこんでいたけど、読んでみたらコン・ゲームものだった。
珍しい。
他には、DEATH NOTEがちょっとコン・ゲームの雰囲気があるかな、というぐらいか。
後は「Q.E.D」の中の、
「1st, April, 1999」
「災厄の男」とかか。
DVD買ってあるんだけど未見。
■気持ち悪くなった
本屋で平積みされていたのでパラパラとめくってみた。
気持ちが悪くなった。
気になるので買ってきた。
子ども達が書く絵が変わった、という観察から始まる教育論の本、なのだろう。
「遠足の絵を描いてください」というテーマを出したときのことだ。画用紙のまんなかに茶色い塊が一個だけある絵を描いた子がいた。なんだろうと思うと「唐揚げ」だという。「どうして?」と聞くと、「お弁当」と答える。
……言葉が出ない。
■昨日はずいぶんとCDを買った
Amazonから届いたのとBOで買った物。
ガーシュウィン本人の演奏(をピアノ・ロール)で再現した音源。
でも伴奏部分といまいちあっていないような気が……。
ラプソディ・イン・ブルーはもっと別の演奏形態のものを買いたいな。
Ever17は笠原弘子がエンディングなので購入〜。
でもこのCD、オープニングのフルバージョンが聞けて歌詞も判ってうれしい。本当によく練られた、ゲームの内容ともうまく重なる、まさに"主題歌"にふさわしい曲だと思う。
これはBOで見つけた。もっともっと探すぞ〜。
とても安かったので購入。
2005-05-27
■象は忘れない を読んだ
仕掛けは単純。読んでいくうちに、判る。
ミステリィを読むときはきれいに騙されたい方だ。途中でタネが判ってしまうと興ざめしてしまう方だ。
でも、これは面白く読めた。なぜだろう?
やっぱり、それがアガサの力なのか。静かに、忍び込んでくる、文章の力。
最後の、ミセス・オリヴァの言葉が、そっと、幕を下ろし、心地よい読後感が残った――。
2005-05-28
■あぁ、そうか……
昨日のエントリの続きです。
ミセス・オリヴァの、最後の言葉こそが、肝なんだ。
過去の出来事を忘れるために、全員が、過去の出来事を一度、正しく知る必要があったのか。
人は、自分が理解できていない事件を、忘れることはできないんだ。
その主題が全編に伏流として存在していたから、しっかりと読み通すことができたのかもなぁ。
■陰謀史観
なんでかAmazonのマイページにこれ↓が入ってきた。
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★★ 悪魔のマシン・マインドマシンが我が国を汚染している, 2004/02/25
レビュアー: japan28 千葉県 Japan
旧ソ連及びアメリカ合衆国で開発された悪魔のマシン・マインドマシンがその周辺国を汚染し始めている。公には存在しないとされているため、大部分の国民には未知のものとなっているこのマインドマシンによって、我が国においても多くの犠牲者が出ている。この事実をマスコミは報道しようとしない。このことは、北朝鮮拉致事件における被害者家族の叫びを無視し、長い間存在しないものとして放置してきたことと同様にマスコミの無責任体質をうかがわせるものである。あわせて、開発国をはじめ周辺国においてもこのマインドマシンを使った悪辣な犯罪行為を行っている集団が、未だ刑事訴追をされていない現状をみると各国の国家権力が何らかの形で関与しているものと思われる。事態は深刻である。
ふーん。7人中5人が参考になったのかぁ……。オイオイ。
てなことがあって陰謀史観のことをつらつらと考えていた。
陰謀史観はそれそのものに矛盾を抱え込んでいる。客観的な証拠があり、反駁することが出来ない論理に裏付けされるような論であればそれはすでに陰謀ではないから。(「客観的な証拠がないが充分な論理性がある」陰謀論が真実だったケースはあるけど。)
陰謀史観を唱える人とのこんな会話を想像してみた。
「貴方は○○の陰謀だとおっしゃっていますが、実は貴方自身が○○の手先なのではないですか? 人を騙す時の常套手段に『小さな嘘をわざと明らかにすることで背後にある大きな嘘を隠す』というのがありますよね? 貴方が唱える○○の陰謀という説は確かに真実なのだけど、本当はその背後にある○○の真の目的を隠すための隠れ蓑なのではないですか?」
「何を証拠にそんなことを言うのか?」
「では貴方自身が○○の手先なのではないことを証明してください」
その証明そのものが○○の陰謀などないことを証明するような気がするなぁ。
どうだろう?
2005-05-30
■検察側の証人 を読んだ
10年ほど前に読んではいるけど、やっぱりこの結末は、特に最後の台詞は、凄い。
原題はWitness for the Prosecution。パッと連想する未見で気になる映画に、
がある。「喋れない目撃者」という意味だけど、これじゃタイトルとしては弱いので原題ママのカタカナタイトルでも仕方ないか。
DVDになっているのかー。レンタルにあるかなぁ。
法廷劇だと、
も見たい。
■MADLAX Vol.6 を見た
こわいよ、リメルダさん。
Vol.7もVol.8も手元にあるけど、楽しみは後にとっておくことにしよう。
ところで、
MADLAXに出てくる"アンファン"は、ドイツ語のanfang(はじまり)なのか、フランス語のenfants(子供達)なのか?
prima materia - diary : アンファン
以前こんなことを書いたのだけど、Vol.6を見ている最中に「BGMのタイトルになっているはずだ!」とひらめいたので、すぐにそばにあったサントラを見てみたらやっぱりあった。
Enfant という曲があるので、アンファンはフランス語の"子供"ということか。
■密室
本当に起こった密室殺人事件の話。ポーがモルグ街の殺人を書くきっかけとなった事件だそうな。
http://plus.naver.co.jp/browse/db_detail.php?dir_id=6&docid=16952
これよりも詳しい説明は見つけられず。
■いばらの王 5巻を読んだ
Amazonから届いたー。
さて、タイトルの「いばらの王」が意味するところは何か? というところに興味津々。
で、次巻を待つ。
も届いたけど、どうせ本誌で読んでいるのでそのうち。
次はこれ。
■銀塩カメラ
http://slashdot.jp/article.pl?sid=05/05/28/2217210&topic=105
アグファのフィルムを使っている人には深刻。
うちはAPSカメラを使っていたのだけど、壊れてしまって修理ができない状態に。
今APSカメラってフジフィルムから2種類しかでていなくて、それらは実用的じゃない(AFが無い。日付が入らない)ので、IXYの中古をオークションで入手した。
APSももう未来が絶たれているのだよなぁ。
もう少し子供が大きくなってくれるまでもてばいいんだけど……。
■勝つのは人間
将棋は、スパコンの発達で人間に勝つでしょうか?それはいつ頃の話でしょうか。
http://www.hatena.ne.jp/1117374786
勝者はコンピュータではなくて、そのコンピュータ*1をデザインしたエンジニアやプログラマの方々だ。
3.の回答がよい。
世にも奇妙な物語の「チェス」はそのあたりが全然描けてなくて、こんなストーリーが書かれるから勘違いが解消されないんだよなぁ、と思っていた。
チェスという面からのツッコミはこちらのページが面白かった。
将棋はチェスと違ってゲーム木(勝負木,ゲームの状態遷移ツリー)が深くなる上に、枝分かれも多い(取った駒を打てるから)。その全経路を探索するのは計算時間がかかるから、持ち時間の関係で、事実上できない。したがって盤面のパターンによって枝刈りを行うことになる。自分の手だけではなく、相手の手も枝刈りしなければならないわけで、その判断のために過去の棋譜や定石を参考にする。
最初のはてなの質問に対する3.の回答は、「その時に羽生名人自身の過去の棋譜が参考にならない」という意味でコンピュータ(のプログラムをする)側が不利だ、と言っているわけだ。
のエントリに
ルールが変わらないのにゲーム性が変化するというのも面白い話ではある。
などと書いてしまったのだけど、時代によって差し手などが変化していくのは当たり前の話だった。
ちょっとうかつだった。
*1 ハードとソフトをひっくるめてコンピュータと呼称していることに注意。
2005-05-31
■起業
空前の起業本ブームな気がするけど、BOに足を運んでいればよく判るが、そんな本は10年以上前から書かれてきた。
起業するのは簡単だ。資本金と、様々な書類を書く手間を作れば、ハイ会社のできあがり。
でもその会社を10年、いや3年でもいいや、ちゃんと存続させることができるか? の方がずっと難しい問題であり、起業本に求められる内容のハズだ。
Amazonで"起業"で検索して、最近に出た本を適当にならべてみた。
で、目次を見てみよう。どうだろう、起こした会社をどうやって存続させるか? という目線の本はあるだろうか。最後の本がかろうじてそういえるか? という程度だろう。
てな話をkamisamasedoriさんは実に軽々と、
十八史略にこれがある。
せどりintelligentsiaにおける高慢と偏見
と引用して説明してくれちゃうんだよな。
■Amazon
LAWMANsはAmazonのアカウントサービスで見ると「まもなく発送される商品」になっているなぁ。今日届いちゃったんだけど。
■LAWMANs 届いた
書き下ろし以外は全部読んでいる。
で、その書き下ろしは「あぁ!」という感想。
そっか、ワイルダネスはLAWMANSのあの夫婦からの発展系だったのか、と納得。
元のLAWMANはマケプレで相当値下がりしてるぐらいなんで、特に再版する必要は無いんじゃないの? と思った。(でも買ってしまう罠)
■雨です
ガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルー、リピートで家にいますわ。