2015-06-01
■ナウ・ローディング
「本作の登場人物はすべて」はグロい表現——正確にはグロい表現物を描写しているのが面白い——が苦手な人はつらいかも。創作の業のようなものが面白かった。
「悟りの書をめくっても」はまぁそうだろうな、というオチながらRTAという世界の描写が圧倒的にすごい。
すごく「書ける」人なんだなぁ、という印象で他の作品も読んでみたい、と思った。
2015-06-04
■翼を持つ少女 BISビブリオバトル部
最後の、朝比奈先生の一喝がなかったら、もやもやしたまま終わりを迎えるところだった。
そのへんはちゃんとバランス取れてていいなぁ。
高校のビブリオバトル部に集まるなんだかスゴい高校生たちの話。
あと、SF者の妄想か夢かというような書庫がある部屋もスゴい。
読んでいるもの。
「フェッセンデンの宇宙」「ベムがいっぱい」「祈りの海」「ディアスポラ」「世界の中心で愛を叫んだけもの」「たったひとつの冴えたやりかた」「バベル-17」「シャンブロウ」「たんぽぽ娘」「ラヴクラフト全集?」「図書館戦争」「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」「銀河英雄伝説」「死なない生徒殺人事件」「独創短編シリーズ 野崎まど劇場」「know」「バーナード嬢曰く。」
2015-06-12
2015-06-18
■夜更けのエントロピー
「ドラキュラの子供たち」「ケリー・ダールを探して」「最後のクラス写真」。
ホラーに寄っている方が面白いけど、それでもなお「ケリー・ダールを探して」が良すぎる。
ちょっと曖昧な雰囲気の結末が多い?