2008-10-18
2008-10-17
■Q.E.D.31 C.M.B.09
一番印象深かったのは「眼の中の悪魔」。ミステリーとは関係ない部分で。
論文データの捏造にまつわるエピソードだった。
ある登場人物の台詞を引用。
そいつは
見たいと
願うものを現実にある
かのように
見せてくれる
最初の行の「そいつ」がすなわち「眼の中の悪魔」を示す。
実はここ数日間、
を何度か読み返していた(特に理由はない)。その中の、
陰陽道はシステムなのさ。数字で計算するのが算術ならば、言葉で計算するのが陰陽術。戦況把握の情報処理に、もっとも不必要なのが希望的観測。個人の感情、早まった思いこみ、主観的判断。それらを排除する思考システム。
の言葉を思い出す。
統計。白書。科学論文の数字。
数字は冷徹に事実を表している、と思っている人も多いかもしれない*1。
でも、違う。
それを書き記したのは人間。
それを読むのも人間。
書き記すとき、読むとき、その眼は現象を、数字を捉えている。
その眼に悪魔が入り込んだとき、その意味を見誤る──。
*1 グラフの波線省略問題が盛り上がっていたとき、「グラフじゃなくて数字を見る」)とコメントしていた人が印象深い。
2008-10-16
2008-10-15
■リネンとガーゼ
漫画喫茶で読むことにする。
デビュー当時は好きだったんだけどな、あいざわ遥。
追記 08/10/17
読んできた。
りぼんじゃくてCookieだった。
かなり面白かった。帰りに買おうかと思ったぐらい(カミさんへのおみやげ的に)。
主人公が擬似的な母親役をすることで成長していく中で、うっかりすると共依存関係的になりそうになるのだけど、ちゃんと周りがとめてくれる。
でもそうして、自分自身や周りのことを考えることができるようになっていく──そこが主人公の成長──という流れを、ていねいに描かれているな、という印象。
ストーリー的にはまだまだどう転がっていくか分からないけど、でも面白かった。
同時収録の話も、同じように成長をていねいに描いていくという雰囲気で面白かった。
■内部コードを表示しないでよ Amazon さん
今日時点で、↑のタイトル表記が、
サイコロジカル 下 (3) (講談社文庫 に 32-5 西尾維新文庫)
になっている。この(3)はなんだろう? と思ったのだけど、閃いた。ソートなどのための内部コードなんだ。
そして、
上巻→1
中巻→2
下巻→3
となるように上下巻であっても、下巻に3を振っているんだ。
……そんな内部コード*1表示するもんじゃないだろ!
■漂流教室 読了
ちょっとずつ読んで(だって怖いんだもの)、やっと全部読み終わった。
私ごときが何を書くことがあろうか、というほどの傑作なのでこれで終わり。
というわけにもいかないか。
「折り」によって紙の色が違うのは、やっぱり掲載時の雰囲気を再現するという意図なのか。その辺りのことは書かれていない。Wikipediaを頼ってもみたがやはり記述なし。
この判型でこれだけの分量の話が、厚み12cmで押さえられているというのは驚異かも。文庫本の判型よりもいいのかも。
永久保存したい本は是非この形態で欲しいな。とはいえ、一冊の値段が高くなりすぎるから出版社としては二の足を踏むんだろうなぁ……。
そういえば、高橋葉介の諸作品も文庫の後、大きい判型だ出てるんだよな(文庫で揃えちゃったのでさすがに手がでない)。やっぱりマニアには文庫では不満なのか。
*1 この言葉が一般的かどうかは微妙。内部コードという表現が内部コードか?
2008-10-14
■エル・カザド 見終わった
本編始まるの遅すぎるわ〜。
でもストーリーの要請上仕方がないのは分かる。全体を考えたら構成としてこれでいい、面白かった(interesting)し。
■るびま テンプレートシステム考
興味深く読んだ(のでメモ)。
Rubyist Magazine - テンプレートシステム入門 (1) 歴史編
Rubyist Magazine - テンプレートシステム入門 (2) 基礎編
ただし、こんな細かい違いは普通に生きている限り気にする必要はありません。
Rubyist Magazine - テンプレートシステム入門 (1) 歴史編
そこにこだわるのが技術者というものではないだろうか。
数学者が曖昧な自然言語ではなくて数式を以て対話するが如くに──。
■マジカル・シティ・ナイト vol.2 旧支配者の足音
はい。サブタイトル通り cthulhu もの。
えーと。
「×××××」(伏せ字)ってそういう綴りだったんだ。全然知らなかった。
よい意味でノンストップアクションもの(ただし上述の通り1つだけ『謎かけ』がある)という、まさにジュヴナイルの王道的筋書き。
あとはシティに関してのヒントがちらほら。ちょっと楽しみ。

