2007-01-11
■「トップページへのリンクは原則フリーです」と書けばトップページにリンクしてもらえると思っているのだろうか?
仙台市図書館のサイトがリニューアル。
トップページにキーワード検索がついたのはいいけど、詳細な検索の方は見た目が変わっただけか? (Enterキーで検索できないのが相変わらず……)
それはさておき、
仙台市図書館のトップページ(http://lib-www.smt.city.sendai.jp/)へのリンクは原則フリーです。 事前の連絡は必要ありませんが、リンクをおこなった場合は tosyokan@smt.city.sendai.jp までリンク元のURLをご連絡ください。
サイトポリシー|仙台市図書館
じゃ、トップページ以外のリンクはどうなの? と。
の続きになるわけだが、「リンクフリー」という言葉に別の何がしかの意味を暗黙のうちに読む側に要求している気がする。
この↓エントリを見る限りサイトをコーディネートしたのはきっとNECなんだろうなぁ。
入札は5社が参加し、NEC以外の応札価格は6,500万―2億1,500万円だといいます。仙台市は落札価格が予定価格の65%を下回った場合、価格の根拠となる積算内訳書を精査するなどの調査に乗り出すそうですが、今回の業務委託は調査対象外だそうです。
Windowsパソコンとの戦い!from 仙台: 業務委託の相場
僕は、この低価格に驚き!です。もし、NEC以外の応札価格がリアルな数値ならば、規模的には50人月以上は軽く超えそうな感じになりそうです。119万円というのは、1人月程度の見積りだと思います。
2007-01-10
■LinkedListに関する不適切な説明
よく、ArrayListとLinkedListの比較において、LinkedListはArrayListに比べてランダムアクセスは低速だが、要素の挿入/削除は高速という説明が見られる(googleでArrayList LinkedListで検索すると大量に出てくる)のだが、これって、かなり誤解を招く説明では無いかと思う。
Onion開発日記(2007-01-10)
なるほど。
「要素の挿入/削除は高速だが、挿入/削除する要素へのランダムアクセスは低速」ってことだな。当たり前だなぁ。
もちろん、リストの先頭あるいは先頭付近への挿入/削除が頻発する場合や、Iteratorで全要素をたどって、条件を満たしていない 要素全てを挿入/削除する場合などはLinkedListの方が高速になる。
Onion開発日記(2007-01-10)
java.util.LinkedList の実装はリストの末尾も管理しているので、getLast() や removeLast() add(Object) も十分高速なはずである。
んー。確かに、ベンチマークもそういう結果を出しているな。
■著作権法ぐらい説明してくださいよ 財団法人インターネット協会さん!
久しぶりにトラックバックをいただいた。
「痛い」と評されている人のページに行った。
http://www.iajapan.org/
を引き合いに出して、無断リンク禁止は正しいと仰る*1。
いやそんな、判りやすくするために単純化したような文書を示されても。
ふむ。そうだなぁ、判りやすくするために単純化して書いているんだということを確かめてみようか。
http://www.iajapan.org/rule/rule4child/v2/k2_01b.html
に
--
インターネット上では、かんたんに絵や文章が手に入るため、それらを勝手に使っている人をたくさん見かけます。これは著作権(ちょさくけん)を守らない人たちです。だれか他の人が書いた文章や絵を、自分が作るウェブページや宿題のレポートなどに使いたいときには、その文章を書いた人やその絵をかいた人(=著作権者)から許可をもらわなければいけません。
--
と書いてあるんですけど、読書感想文を書く時には文章を書いた人の許可をもらわないといけないんですか?
と聞いてみた。
せっかくのご質問なのですが、今回のようなご質問に関しましては、
著作権の専門団体である下記団体にお尋ねされるとよいでしょう。
社団法人著作権情報センター 著作権相談室
(略)
(社)コンピュータソフトウェア著作権協会
(略)
という返事が返ってきた。
……絶句。
(引用)
著作権法
第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
というぐらい説明してくれたっていいじゃないか。
それとも著作権法のことについて知らないでマナー集を書いているのか?
ていうか、コンピュータソフトウェア著作権協会は読書感想文と関係ないじゃん!?
追記
後でそれなりの回答はいただけました。
「本の感想をWebで書いている人はみんな『著作権(ちょさくけん)を守らない人』なんですか?」という質問には答えてもらえませんでしたケド。
*1 正確には正しいとは言っていないけど。
2007-01-09
■HD DVDの暗号化の話
「破られた」というニュースが昨年末に駆けめぐっていたと思う。
暗号化方式――というか暗号鍵の取り扱いについて解説した記事。内容の真偽のほどは判らない。あまり興味ないし。
現時点ではとりあえず、HD DVDに格納されている"title key"が判っていればdecodeできる、という状況の様だ。もちろん"title key"が容易に判るようにはなっていないわけで、現在のDVDコピーツールの様に、誰でも簡単に、というツールにはなっていない。
このツールは第1ステップでしかないわけだ。しかし HD DVD の暗号強度は「"title key"の秘匿」という一点でかろうじて保たれている、という事態になったわけで……。
続き
■Todoを管理する20の方法
20 Different Ways to Manage Your To Dos — Online Collaboration
この記事自体面白いが、様々なツール(PC上,Web上,文具などなど)が紹介されているのがいい。
- FreeのWebベースアプリ(Remember the Milkとか)
- Hipster PDA
- Text files (もちろんスクリプトとの併用で運用)
- デスクトップカレンダー,オンラインカレンダーとタスクリスト
- ワープロ,表計算ソフト (デスクトップ,オンライン)
- Emergent Task Planner
- Todo List のウィジェットをブラウザのスタートページに
- 1980年代から続く紙ベース フランクリンプランナーとかはまだ現役(文房具店で買える)
- デスクトップノート (といっても判りづらい……。Onenoteとか)
- Build-your-own custom online to do list manager ……訳さない方が判りやすいや
- いたる所にポストイット
- マインドマップ
- オープンソースのPIMを自前Webサーバで
- メモ帳と小さいペン(Fancyとあるけど、Moleskin とかが例に出ているので小さくて取り回しのいい、という意味だと思う)
- PDAとデスクトップ同期ソフト
- デスクトップアプリケーション
- 自作アプリ
- アウトラインソフト
- Wiki
- 紙切れとペン
てな感じか。
リンクをクリックしていってたどり着いたMind Mapを書くツール。
あ、これ良さそう、とMind Map原理主義者的な私は思うのだった。
早速試すことにする。
……動きがもっさりしている――チラチラするって言った方がいいか――のが気にかかるが良さそうなソフト。ただ、日本語が、入らない。残念。
他にも試してみたいツールがちらほら。
via
■ご意見は頂戴しました
いや、全くその通りであって――実体験多数――もっと考えて行動しないとなぁ。
このような場合、意見を述べるにはまず相手の考えを確認しなければ始まらない。一方的にこちらの意見を述べたところで「ご意見は頂戴しました」で済まされることは目に見えており、それでは意見の意味が伝わったのかどうか疑わしい。
高木浩光@自宅の日記 - 「無断リンクは禁止とします」について岡山県警にも聞いたが……
2007-01-08
■神は沈黙せず 読了
しかし……、これ、面白い……か?
内容は、まぁいい。だけどこの話をやるなら、きっと中短編の方が切れ味鋭いものになっただろう。
けれど、それでもなお、この話を長編に仕立てた理由はよくわかる。
いわゆる「もはや科学では説明できない現象」のほとんどが、どれほど一考に値しないクズばかりであるか、あるいは一考の価値しかないかをこれでもかこれでもかと語り、ふるいにかけてゆく。
UFOの目撃、異星人との邂逅(この2つを一緒くたにしてはいけないのは作中の説明の通り)、預言や予言(この2つも……以下略)、カルトの心理、人間は神の手による傑作である、前世のカルマ、科学の進歩とともに変化するUFOの形状(なぜ?)、空からの落下物、超能力、超心理学者の心理的陥穽、輪廻転生、魂の実在……。
そしてそうやってもなおふるいの上に残る、いくつかの作中に起こる現象に対して、「これは真に神の御業である」と作中の人物に――そして読者に認識させる必要があったから、そこまでやったのだ。
だから、その辺がなんら目新しいことじゃない者が読むと、作品の大部分が退屈なのだ。その間に入ってくるストーリーやSF的要素は確かに面白いが、他の部分が邪魔で邪魔でしようがない。
でもそれらを取り除くと、ストーリーが立ちゆかないし、難儀なものである。
作中のある人物が言う。
「超能力はない。しかし、『超能力と呼ばれる現象』はある、ということです」
これ、私の霊魂に対する態度と同じだなぁ。「霊魂はない。しかし、『心霊現象と呼ばれる現象』はあるかれしれないし、おそらくはあるのだろう」てな感じ。
その人は後に、魂の実在、輪廻転生について語り、それを実証する実験を行う。それには、ほぅ、とうなった。そういう手があったか。とはいえ――作中では実験は否定的な結果で終わるのだけど、仮に肯定的な結果が出たとしても――疑問は続く。「明らかに生前の記憶を持っている幽霊」と「魂」は同一の存在なのか?
そんなわけで完全な実験では、ない。でも価値がないということではない*1。
短時間で読ませるだけのパワーと面白さは、確かに、ある。
余談
この本を読んでいる最中にカミさんの曰く「また、山ほどのウンチクが書かれてるんでしょ」とのこと。アオリもあらすじも知らないわりに、鋭いなぁ……。
■神は沈黙せず を読んで カルトとマインド・コントロールに関するいくつかのこと
エントリを改めて。
「神は沈黙せず」の冒頭。主人公がUFOカルトに潜入して、その末期に立ち会う、というシークエンスがある。カルト内の心理ということに関してはよく書けているし、そのあと主人公が正しい姿を伝えようとしてもそうできなかったというのもいい(いい、というのは「そうあってはならないということを伝えていていい」ということ)。
上巻 p173
たとえば私は、の信者たちがみんな、どこにでもいるごく普通の人たちであることを強調した。彼らの宗教的信念は確かに奇妙なのものではあったが、その人格は一般人に比べて特に異常というものではなかった。彼らが狂気だというなら、世の中の大半の人間は狂気ということになる……。
しかし、どの番組でもその発言はことごとくカットされた。なぜならシナリオにない発言だからだ。どのテレビ局でもそうだが、ディレクターやプロデューサーが求めていたのは、大壺やの信者たちがどれほど異常であったかという証言なのだ。
(略)
だから、彼らがどれほど異常であるかという情報を流し、受け取ることで、安心したいのだ――「あいつらは異常だ、俺たちとは違う」と。
カルトの外側にこの心理が働く限り、カルトの内情、マインド・コントロールの過程というような情報は広く流通しない。
ありゃ、と思ったのは主人公がカルトの教義について「よほど積極的に努力しないかぎり、信じられるものではなかった」と記した後で、UFOやUFOカルトに関する情報(この2つも……以下略)、生物学や進化論に関してちゃんと予習をしていたのでカルトの教えることが稚拙なパロディでしかないと看破するところ。「知識があれば大丈夫」とも読めてしまうのではないか?(山本弘はそういう風には書いていないにも関わらず)
p222から
どのような人がマインド・コントロールを受けやすいのだろうか。(略)本書において、マインド・コントロールが、だれで受けてしまう可能性があることを示してきた。
(略)
それでもなお、もしマインド・コントロールを受けやすい人のタイプを考えようとしているとしたら、そういうふうに考える人は、おそらく「自分だけは……」、あるいは「私の身内だけは……」といった例外感をいだき、根拠もなく安心しようとしている人ではないだろうか。それこそ危険な発想であろう。この発想は「基本的錯誤帰属」の罠にはまっているのである。
とある通りである。カルトや、生物学や進化論についての知識があろうと無かろうと、科学的な思考ができる人間であろうと無かろうと、マインド・コントロールはだれでも受けてしまう可能性がある。マインド・コントロールに対する知識を十全に持っていても、同じであろう。それが自分を取り巻いて働いたときにちゃんと情況を判断できるかどうかは疑問である。
またこの小説では「判断すること」をカルトに預けてしまった人が、思考的にどの様な途をたどるか? を書くことで、他の「もはや科学では説明できない現象」を盲目的に信じてしまう心理を書き出している。
けれど、どのようにしてカルトはマインド・コントロールをおこなうか――言い換えると、判断の基準をカルトに全面的に預けさせるために何をするか――についてはほんの少ししか書かれない。当初は穏健だったカルトが、困窮の末に集まった信者から保険証や運転免許証やクレジット・カードやキャッシュ・カードを取りあげる、という情況が書かれる、そんな程度である。事態がそこに至って主人公は危険を感じ、カルトを抜ける決心をして助かるわけだが、これはこのカルトが本当に穏健だったからそういう順番だったというだけ。
上巻 p164
すると彼女は顔を伏せ、暗い声でつぶやいた。
「……だって、どこにも行く場所なんかないじゃない。ここしかないのよ」
私は絶句した。そう、彼女は私とは違うのだ。現金もカードも教団に差し出したうえ、夫を拒否し、養育の義務を拒否し、現世のすべてを拒否した彼女には、帰ることなどできはしない――物理的にも、心理的にも。
とある通り。
社会の側に、受け入れる余地を消すこともマインド・コントロールの一つの(あくまでも一つ)手法なのだ。だからこそカルトの外側にいる人は、最初に引用したような「あいつらは自分たちとは違う」なんていう態度を取ってはいけない。「もうお前は私の子ではない」などという言葉をかけてはいけない。それではカルトの中にいる、逃げ出したい人が社会に戻ってこれなくなる。それは、カルトにとっても好都合な社会なのだ……。
■Linked Listの問題
むむむむ。とりあえずメモ。
るNodeからリンクをたどっていった場合、いくつの異なるNodeをたどることができるかを計算するプログラムを書け。ただし、Nodeを変更してはならず、定数量以上の追加のメモリスペースを使ってはならない。
lethevert is a programmer - 練習問題
*1 この実験が山本弘氏のオリジナルなのかどうかは不明。
2007-01-07
■遺伝的アルゴリズムって
読書中。
遺伝的アルゴリズム(GA)って、こんなんだっけ?
これじゃあ、人工生命(Artificial Life)そのものだなぁ。
パラメータの微少な差異に敏感な系(Chaos)に対しては、あまり有効ではないはずだし。
どこまでが事実の描写で、どこからが小説上の創作なのか、意識してないと妙な知識を取り込んでしまいそうで困るなぁ。いやもちろん、それを理由に非難する様なことは、決してしてはいけないけど。

