2008-08-03
■押井守ファンならばトーキング・ヘッドを思い出すはず
押井「映画は観ただけでなく、語られることで映画として成立すると思っています。映画について誰と何を語るかで、真価が決まるのではないかと。今回はそれを特に感じています。大事な誰かと語っていただければ幸いです」
【レポート】押井守監督「映画は、語られることで完成する」 - アニメ映画『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』初日舞台挨拶 | ホビー | マイコミジャーナル
(「トーキング・ヘッド」より)
語られた映画とは実は常に映画の記憶のことでしかない
指し示すことはおろか引用すら出来ず
語ろうとする時には呈示することも不可能で
しかも他者との共時的体験すらない個的な経験
それが映画を観るという行為の実相だ
人は自分が観たものを言葉で表すことは出来ない
観るということと観たことを言葉で表すということの間には
結局は何の関係もないんだから
映画を観ること
観たこと
観た映画について語ること
そして映画を観ることについて語ること
これらの行為の間にはいかなる共通項も存在しないし
複数の人間の間に於いてはもちろん
同一の個人にとっても一本の映画が同じ体験として我々の前に立ち現われることは
テキストとしてのフィルムが単一の存在であるという幻想を前提としてしか……ありえない
押井さんもちょっと変わったな、と思った。
2008-08-02
■数学ガール 整数の《本当の姿》
フェルマーの最終定理の証明に関しては、最後の10章でのみ語られる。
フェルマーの最終定理は、その命題だけを見れば整数しか現れない。
けれどその証明には、今のところ楕円曲線という別の世界への橋を渡らなければ到達できないわけで。それが証明を解説するのが難しいところでもあり、あるいは証明までに長い時間を要した理由でもある。
今のところ、整数しか現れない命題に「初等的な証明はない(p335)」のだ。
では、この本はというと。
「数というものの《ほんとうの姿》(p25)」は何なのか? どこにあるのか? どこを通ればたどり着けるのか?
あるいは、それを追いかければどんな世界を垣間見ることが出来るのか? というのが大テーマ(だと勝手に思った)。
そのための道具立てが「フェルマーの最終定理」。
そこにたどり着くまでに見える世界は豊穣で、広い。理解するのは難しく、けれど想像することが楽しいほどに。
テトラちゃんが、群というキィワードを頼りに、想像の翼を広げて楕円曲線という世界を垣間見る瞬間があった。
その一行一行を、テトラちゃんの世界が広がる様を、ゆっくりと堪能した。
それは、私にとっては「感動した」と表現するのに値する時間──。
■統計的言語モデル
ぶっちゃけきしださん(id:nowokay)が薦めていたからという理由で買ったわけだけど、これはいい本だ!
音声認識システムというタイトルなのだけど、音声を扱わない自然言語処理、言語モデルを勉強したい人でも問題なくお薦めできる。
音声認識なのでフーリエ変換とかフォルマント(懐かしい!!)とか出てくるけど、音声関係ない人は無視していい。
NN法、パーセプトロン、SVM(サポートベクターマシン)にニューラルネットワーク、ベイズ推定から、システム評価法(分割学習とか効果確認法とか)にチューニングまで。
モデルとしてはHMM(隠れマルコフモデル)と学習のさせ方。
正規文法に文脈自由文法。
これだけの範囲を扱っていて、なお説明は読みやすい。
数式は出てくる。定式化が必要な部分ではちゃんと式を使って説明するのだけど(そうでなかったら評価はもっと低い)、その前後の説明や図表の使い方がうまい。
これは良い買い物だったと思う。
*1 これを書いている時点では、です。
2008-08-01
■del.icio.us が変わった
検索の日本語の単語区切りがまだまだ。
すっきりした印象なのに、より広いデスクトップが必要になったなぁ。
■格好良すぎる logo animation
World Science Festival というイベント用に作られたアニメーション。格好良すぎる。
音が出ます。Content-Type: video/quicktime です。
via
2008-07-31
■リーダーと組織の意志決定
(BK1内容説明より)
アメリカの意思決定の研究を中心に、グループや組織での意思決定の課題を考察。企業の経営意思決定がうまくいかない状態をパターン分けして、その「病状」を分析し、「良い意思決定」に近づくためのポイントを紹介する。
グループや組織の意志決定と、そのリーダーや構成員の意志決定には──あるいは意志決定力──違いがでてくるはずで、その辺りが書かれているなら面白そうだな、という感じではある。
■Core Duo を1コアで使う
メインマシンは Core Duo(Core2 Duoに非ず)なのだけど、起動時間に対してあきらかにCPUパワーが無駄なので、片方のコアしか使わないようにBIOSで設定してみる。
MobileMeterでとれている温度はさほど変化がないのだけど、キーボード側(パームレスト部分)の温度は低くなった。
(キーボードが)快適なのでとりあえずこのまま使ってみよう。
NetBeansとか使った時にどのぐらいストレスがでるか?
■砂粒の中の砂金
人工無脳というのは、何しろ無能に引っかけてあるだけあって常に楽しいわけではない。
ブログペットが書き出してくる日記とか、本当に面白くない。
ここのフィードを読ませているので、それらしい単語が出てくる日もある。でも面白いものになっていない。
が。
それでも、このような単語つなぎあわせだけでも、ごくごくまれに「快作」がでてくる。
quintiaさんは三度の飯よりプロジェクトが好きだと思うんです。ココロの思い過ごしですか?
prima materia-ココロのココロ: 04月19日のココロ日記(BlogPet)
これ「プロジェクト」の部分だけが空いているテンプレートだと思う。
それでも見たときには吹き出してしまった。
たくさん語らせて、そのごくごくわずかの面白いものを拾ってもらう(おぼえていてもらう)という戦略を採るのか……?
ってそれじゃつまらないよね。
2008-07-30
■集合知プログラミング
距離最近傍法、ベイジアンフィルタからニューラルネットワーク、SVMまで色んな識別法(classification)についての解説と実装。
言語はPython。
とりあえず私は手許にある本を読むのが先だろうということでスルー。
(追記)
SVMはサポートベクターマシン。
遺伝的アルゴリズムや遺伝的プログラミングの話もあったっけ。
■PLUTO 6
ふむふむ。
前半で話広げすぎ! と思ったけど、後半で主線に戻ってきたかな? という感じ。
元の話でいけばゲジヒトは最後まで主人公ではいられないはずだから……。
でも次の展開が気になる。
やっぱり天馬博士が○○○をちょこちょこっと復活させてしまったりするのだろうか?
■未読ドミノ倒し
とある本(技術書)を読んでいたら
詳しくは○○○○などを参照してください
とあって「それは持ってるけどまだ読んでない〜」という状況に。
でも、買っておいて間違いない本だったのだな、ともちょっと思った。

