2006-10-22 Firefox extension 私的お奨め Pref Buttons, ライアーゲーム, 積極 by 谷川史子
■Firefox extension 私的お奨め Pref Buttons
環境設定のためのチェックボックスやボタンを、ツールバーに追加できる。
Winkのテストついでに、操作画面をキャプチャして説明動画を作ってみた。
http://materia.jp/demo/prefbuttonsdemo.html
■ライアーゲーム III
コミックスが発売されたのに、近くの本屋で売ってない。仕方がないのでAmazonから購入。
前巻までを読んだときに「ライアーゲーム」というゲームの名前に感じた違和感。
「囚人のジレンマ」との違いと関連性。
第28話で見事にそれが出てきたなぁ。
も思いっきり出てきたし。
■Web2.0が殺すもの
ざっくり本屋で立ち読みをしたら、かなり自分に近い考えなので、買う必要ないや、と思ってしまった。
違うのは Google や Amazon の評価の部分ぐらい?
Pagerank という仕組みを思いついたことがすごいのではなくて、それを実装したことがすごいのだ。しかも実験のレベルではなくて、膨大なWebページを登録した時でも実用的なレスポンスを最初から備えていた点を高く評価するべきだ。
アイデアを思いついただけではないところを評価するか否か? ある意味、技術者なのかどうかの試金石なのかもしれない。
にコメントがついた時に「マンセー」ってどういう意味だ? とか思って、検索したりしたのは内緒。
10年ぐらい前に「マルチメディア」が騒がれたけど、今はどうなの? Web2.0 もだいたいそれと同じ途を辿るんじゃないの? という程度の感覚しかない。
2006-10-21
■素通り禁止ルール
私的領域の確保のためにはアクセス・コントロールでは無理、という話題。
そしてこれを受けて、次の第4回で、「 アクセス・コントロールによる私的領域の確保は処方箋となるか」というテーマで議論となる。「ネットで私的領域を確保するためにはアクセス・コントロールではだめだ」「「繋がりの社会性」を欲望しているユーザーにとっては、アクセス・コントロールは実はなんの意味もない」という議論だ。
高木浩光@自宅の日記 - リンクの話 まとめ
ここに出てくる「『繋がりの社会性』を欲望しているユーザー」というと頭に浮かぶのは、かつての(今でも?)ぱどタウンで出てきた、そして現在は mixi での「素通り禁止」という話題。
http://homepage3.nifty.com/kazano/200406b.html#17_t2
http://pasoru.under.jp/contents/aina.html#Anchor-61624
20060906.html#p05
高木さんの発言、
彼らがいったいなにを期待して書いているのかを考えてみると、よく私が見かけるのは「こんな個人のどうでもいいことに反応してくれる人がいてくれた」と喜んでいる感情なんですね。つまり、よくわからない通りすがりの人が、自分なんかに興味を持ってくれるということを求めているわけです。
ised@glocom - ised議事録 - 10. 倫理研第4回: 共同討議 第2部(2)
を読んで、まさにこういう人たちが「素通り禁止」を声高に叫ぶんだろうなぁ、と感じた。
「不特定多数の人には見られたくない」が「特定多数の人には見て欲しい」という感情。たくさんの人に見て欲しいけど、見てくれた人をトレースしたいという欲求。
弱い人はアクセス・コントロールして閉じる、強い人たちは公的な空間で開かれる。僕たちはこの二分法を暗黙に前提としてきたけど、実はそもそも、その二分法が成立していないから問題が起きているのではないか。
ised@glocom - ised議事録 - 10. 倫理研第4回: 共同討議 第2部(2)
「素通り禁止」ルールは、「その二分法が成立していない」ことの証左であり、「私的領域の確保のためにはアクセス・コントロールではだめ」なことの一つの実例かな、と思った。
アクセス・コントロール──つまり見てくれた人を特定できるid*1があると、見る側にも心理的負担が発生するだろう、と想像する。
そして、そういう心理的負担を無視できる人は、「素通り禁止を掲げる人」からみると「ルール違反な無法者」となるのではないか。
■USBドライブを落としたんです! 助けて!
何かな、と思って読んでみたら、USBドライブのAutoPlay(autorun.inf ね)でダイアログを出す方法の解説。
拾った人がUSBをマシンに指して、AutoPlay を選ぶとダイアログで持ち主のプロフィールと拾った人へのメッセージが出る、というわけ。
でも、拾ったUSBメモリを指してみようという人、どのぐらいいるんだろうか? (ソーシャルエンジニアリングが得意なクラッカーなら指すだろうけど、その時には返してもらえそうにない)
ウィルス入りUSBメモリを──例えばライバル会社の入り口とかに――わざと落としてみるなんていう攻撃とか。
via
*1 同義反復だなぁ。
2006-10-20
■ObjectInputStreamでカスタムクラスローダを使う
なんとかObjectInputStream#readObject()のときに、カスタムクラスローダを使えないか調べていたところ、ObjectInputStreamをサブクラス化して、
Class> ObjectInputStream#resolveClass(ObjectStreamClass)
をオーバーライドしてやれば良いらしい。
Onion開発日記(2006-10-19)
そんな手があったんだ。
ObjectInputStream#readObject()はデフォルトでは、system classloaderを使ってクラスをロードしているようなのだが、
Onion開発日記(2006-10-19)
とあるけど、「system classloaderを使」うんじゃなくて、実行スタックを遡っていって*1一番近い「null でない ClassLoader」を使うというのが正しい(ハズ)。
↓しかしこの説明分かりにくすぎ。
ここで loader は、実行スタックまでの最初の null でないクラス、または null でないクラスローダがスタック側 (resolveClass メソッドが使用する同じクラスローダの選択) にない場合は null です。
ObjectInputStream (Java 2 プラットフォーム SE v1.4.0)
私はというと、カスタムクラスローダでロードする class ではない方に
public class Foo {
public static interface ObjectLoader {
public Object readObject(ObjectInputStream in) throws IOException, ClassNotFoundException;
}
public static Object loadObject(ObjectLoader o, ObjectInputStream in) throws IOException, ClassNotFoundException {
return o.readObject(in);
}
}
}
なんてのを書いて、カスタムクラスローダでロードする class の方を interface ObjectLoader の実装にしておいてそれを引数で渡す。
public class Bar implements Foo.ObjectLoader
public Object readObject(java.io.ObjectInputStream in)
throws java.io.IOException, ClassNotFoundException {
return in.readObject();
}
public void do() {
:
:
Object o = Foo.loadObject(this, in); //※
:
:
}
}
抜粋するとこんな感じかな(これでコンパイル通るのか?)。
追記
これだと例になってないや。
こんな面倒な仕掛けをする必要が無いところ(※)でデシリアライズしてるもんなぁ。
*1 実行スタックはわざと例外を起こして Exception#printStackTrace() を見ると確認できる。
2006-10-19
■なんか今日の(昨日のか?)Lifehackerは面白かった
I want to give them the best homegrown haunted house possible.
Ask the Readers: The DIY Haunted house? - Lifehacker
子どもたちのために、最高の地元産*1オバケヤシキを作りたいんだけど、詳しい人いない?
という記事。
For those unfamiliar with it, screencasting is the process of recording video of your desktop.
Roll your own training videos and post them online - Lifehacker
よく分からない人のために、実際に操作している過程を録画してオンラインにアップしよう、という記事。
それが有効なデモンストレーションにもなる! と言っている。
Youtube の様なコントロール不可能なところに載せるべきではない、みたいなことも書いてある。
Brraaaaiiiiiiinnnnssss!!!!
Make your own zombie costume - Lifehacker
ハロウィーンに向けてゾンビー(というか living dead だろ)の仮装を用意しよう、というような記事。
引用したのは「脳味噌をくれぇぇぇぇ」てな感じの叫び声。ここでちょっと笑った。
Night of the Living Dead が Free で見られるページ
を見に行ってみるとここにも"Halloween Costumes and Supplies"てなリンクがあるし。肝心の動画は今見られないみたいだ。
*1 わざと変な訳にしてみた。
2006-10-18
■「ダイオキシン」のせいで殺されたヒト
今日、血の気が引く思いをしてしまった。
それをズバッと書ければいいのだろうけど、順を追って書く必要があるのではないかと感じたので長々と書くことにする。
人類史上、ダイオキシン類化合物による中毒症状で死んだ人数はどのぐらい?
諸説あるのだろうけど、「急性中毒症状で死んだとされる人は一人もいない」あるいは「急性中毒症状で死んだという疑いがある人は四人いる」というのが考えられる答え。
あるいは別の答え――というか指摘。
イタリアのセベソで起きた1976年に起きた農薬工場の爆発事故。わずか十日間の間に推定最大130kgというとんでもない量のダイオキシン類化合物が漏出し、3万人が被曝*1した。しかし死者はでていない。
1968年のカネミ油症事件でも急性中毒による死者はでていない。
ベトナム戦争で使われた"非人道的兵器"枯葉剤。これは強力な除草剤。つまり戦術としては「兵糧攻め」にあたる(軍事拠点を裸の状態にする、ということもあろうが)わけだ。人を"飢え"という状態に追い込むために、十年という長い時間に渡って撒かれた。それこそが"非人道的"と称される所以だと思う。。
その主成分はあくまで"除草剤"としてのものだ。忘れられがちな様な気もするのだけど、ダイオキシン類化合物はその生成の過程で生じる"不純物"なのだ。
さて、先ほどセベソの事故で「130kgというとんでもない量のダイオキシン類化合物」と書いたのだけどこれがどのぐらいとんでもない量かというと、「ベトナム戦争で十年間に渡って散布された枯葉剤に含まれるダイオキシン類化合物」と同じぐらいという推定が後述の本に書かれている(ただしこれはずいぶんと大ざっぱな計算だなぁと感じた)。
人口三万人程度の町を想像して欲しい。そこに「ベトナム戦争で十年間に渡って散布された枯葉剤に含まれるダイオキシン類化合物」が巻き散らかされたのだ。
さて、ようやく本題に入る。
p127
死をまぬがれた住民が、次に恐れたのが、奇形を伴った子の出産でした。
p128
全体で、どれほどの幼い命が中絶によって失われたか定かではありませんが、川名英之氏は『検証・ダイオキシン汚染(緑風出版)』に、「事故発生前の七十六年二月〜四月に八三八あった出産数が一年後の同期には二三五に減少した」と記述しています。中絶手術による幼い犠牲者の数がいかに多いものであったかをこの数字は物語っていると言えます。
中絶によって命を奪われた幼い亡骸には、奇形の増加やその他異常な兆候を見つけることはできなかったと報告されています。また、事故の後に生まれた新生児にも異常を認めることはできず、健康であるという公的な発表もありました。
知ってはいた。
この事実を知ってはいたのだ。
でも。
「幼い犠牲者」。「命を奪われた」。
その表現に目が釘付けになった。
心拍があがった。
それはダイオキシンのせいで、いや、「ダイオキシンに対する無知*2」のせいで「殺された」と呼んでも差し支えないのではないか? と思った。
セクションタイトルのダイオキシンが括弧でくくってあるのはそういう意味。
他の資料。
2006/10/30 追加
催奇形性はベトナムで問題となったが、動物実験では大量のダイオキシンで惹起され、これは人類の摂取している量2pg/Kgの50万倍に相当することをマスコミは取り上げない。又、蓄積性があるが人類がこのマウスの催奇形性を立証するためには4万1千年以上も生き続けなければならない。
広島県医師会 健康情報 禁煙コーナー「ダイオキシンの毒性を正しく理解しよう」
蛇足
はてなブックマークのコメント経由で、
ダイオキシンがなんだかご存じですか?
ダイオキシンはどの程度の毒なんでしょうか.
http://q.hatena.ne.jp/1092027879
という2年前の(!)質問を知った。面白かった(fun じゃなくて interesting の方ね)。
■女子大生会計士の事件簿 4
読もうと思えばあっという間に読めるはずなのに延ばし延ばしにしていた一冊。
実際、地下鉄の行き帰りと喫茶店での休憩だけで読んじゃったなぁ。
p99
「子会社なのに株式上場?」と不思議に思う方もいるかもしれないが、たとえば株式の八十%を親会社が持っていても、残り二十%を株式市場に放出して上場するという場合もあるのだ。
ほー。
■タイの津波 フリー動画
順番に書くと、
を読んで、なんで48DVD? パブリックドメインなのに? と思って、
を探してみるとやっぱりないのかー、あれ? Tsunami Videos ってなんだ? Thailand disaster って書いてあるから何年前だったかの地震だなと思って進んでいくと、
という動画集があってこれらを見ると津波の怖さがよく分かるのだけど、それはともかく、津波って英語では実は tsunami の方が一般的なのか、tidal wave だと思っていたのに、というところでそれって Final Fantasy の影響か! とハタと気がついてみたり。

